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常滑の矯正歯科 久野歯科医院 ≫ 院長Blog ≫ 【毎日の歯科診療から】口腔機能や咀嚼機能の回復に有効なインプラント治療、磁性アタッチメント適用時には注意が必要です

【毎日の歯科診療から】口腔機能や咀嚼機能の回復に有効なインプラント治療、磁性アタッチメント適用時には注意が必要です

目立たず無理せず背伸びせず 体にご負担の少ない歯科治療を目指しています 久野歯科医院です

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加齢に伴うお口のトラブルへの対応

加齢に伴い、むし歯や歯周病、歯根破切を主な原因として歯の喪失が多くなっていく傾向がみられます。
 
歯の喪失によって低下した口腔機能、咀嚼機能を補うため、オーラルフレイルを予防するにはブリッジ、インプラントのような固定式(取り外しのできない)義歯、取り外しのできる部分入れ歯などの使用を考えなければなりません。
 
また高齢になりますと全身疾患に罹患しやすくなり、脳血管疾患や心疾患などの既往歴があったり、骨粗鬆症の治療薬、血液がさらさらになる薬、などを内服している方が増えてきます。
 
インプラント治療と薬物療法
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インプラント療法は残っている歯に負担を与えず、インプラント体をじかに骨に入れるためにご自分の歯のようにものをかむことができ、十分な機能回復が見込めるものです。
 
特に上下に歯は残っているのに咬み合わせの喪失しているすれ違い咬合では非常に有効な手段です
 
インプラントが残っている歯の寿命を延ばしてくれる役割を果たしている場合もあります
 
すれ違い咬合に通常の入れ歯では咬む力に耐えきれず、入れ歯の破折が多く起こり、それを防止するために入れ歯を強固にすれば残存している歯が弱ってしまう危険が高まります
 
歯の動揺度のことなる異なる歯をブリッジのように連結すれば、接着剤が溶けだし(ウォシュアウト)てその後の対応に手を焼くことになります。
 
しかし、インプラント療法にも短所はあります。
 
インプラント療法は手術が必要で体への負担が比較的強い治療法です。
 
心疾患、脳血管疾患の既往歴のある方で血液がさらさらになる薬を飲まれている方にはインプラント手術中や術後の出血のコントロールが難しく、適用するのが難しいケースも多くあることが予想されます。
 
また、骨粗鬆症の薬ではビスホスホネート(BP)剤やおおくの注射薬にまれですが治りにくい口内炎、顎骨壊死の副作用があります。
 
お口の中に感染源となる歯の根の残りがある場合には副作用の発現する可能性が高くなります。
 
骨粗鬆症の治療薬を使用してのインプラント治療には治療を担当する歯科医との十分な話し合いと整形外科などのお医者様と連携が必要です
 
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磁性アタッチメント

令和3年9月1日より磁性アタッチメントが保険診療で使用できることができるようになりました

当院でも少しずつ保険診療で利用されてきています

磁性アタッチメントとは取り外しのできる入れ歯の支台装置に使われるもので入れ歯の維持、安定、咬む力を入れ歯に伝えるなどの役割をするものです。
 
磁性アタッチメントはお口の中の歯に装着される部分(キーパー)と入れ歯の方につけられる部分(磁性体・マグネット)からなっています
 
部分入れ歯の支台装置(バネのかかる歯)には入れ歯にかかる咬む力が伝わるために強固な歯が選ばれるべきですが、横からの力(側方圧)により既に歯根に支えを求めた場合には歯根破折の危険性が高まります

部分入れ歯の支台装置に採用される犬歯などに磁性アタッチメントを応用することは入れ歯の機能の向上には有効だと考えられます

・支台となる歯にかかる側方圧を少なくできる

・歯根破折を従来の歯冠修復物より少なくできる

・バネがないため見栄えが良い

など数々の利点があります

 

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しかし、入れ歯の基礎床部分に覆われるために根面アタッチメント周囲の炎症のコントロールを十分行う必要がでてきます

セルフケアが今まで以上に大切になってきます

入れ歯のほうに磁性体が入る十分な距離も必要です

また軟性裏層剤との組み合わせについては不明な部分があるようです

 
磁性アタッチメントとMRI検査
 
また高齢者は様々な全身疾患をかかえている場合が多く、磁性アタッチメントはMRI検査に影響を与えます
 
MRI検査については検査中磁力が発生しますが、基本的には磁性体は入れ歯のほうに組み込まれているのでお口のなかのキーパーは問題ないと考えています。
 
しかし検査中にはキーパーは1時的に磁力を持ちます
検査中の磁力にキーパーが引かれて脱落する可能性は低いですがゼロではありません。
 
脳血管疾患の診断、脳ドックや認知症検査での脳のMRI検査では口腔内のキーパーの影響で金属アーチテクトという画像の乱れを生じ正しい診断に影響を与える可能性もあります。
 
日本磁気歯科学会ではMRI検査時にはキーパーを外すようにされています
 
今回、保険治療で採用されているキーパーの保持方法はDB(ダイレクトボンディング)法と呼ばれていて、MRIの画像の乱れの原因となる可能性のあるキーパーも歯科医がはずせるように配慮されています
 

歯をなくした結果の嚼爵機能の回復には様々な有効な治療法がありますが、高齢者は様々な全身疾患を抱えている場合が多く、装着物や飲んでいるお薬の影響で治療法が制限されることもございます。

 

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     入れ歯

久野歯科医院 院長

 

久野昌士

 

 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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