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常滑で112年の歴史のある歯医者 久野歯科医院です
 
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誤嚥性肺炎について

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誤嚥性肺炎とは
 
脳梗塞の後遺症、パーキンソン病などの病気や加齢で飲み込む力が低下することで飲食物や唾液が誤って気道に入ってしまうことがあります。
 
このことを誤嚥といいます。
 
このときにお口の中の細菌がいっしょに肺へ流れ込んで炎症を起こすことが「誤嚥性肺炎」です。また誤嚥性肺炎はお口の中から流れ込むだけではなく胃からの逆流したものが気道に流れ込んで発症する場合もあります。
 
特に高齢者は免疫力が低下しているために簡単に細菌に感染してしまい、死に至ることも少なくありません。
 
誤嚥性肺炎の原因
 
誤嚥によって気道から肺には入った細菌の感染が原因です。肺炎球菌やお口の中の嫌気性菌が原因となることが多いです
 
誤嚥性肺炎の症状
 
発熱、咳、膿のような痰、呼吸が苦しいなどの肺炎の症状のほか、活動性が低下して何となく元気がない、食欲がない、食事時間の延長、のどがごろごろと鳴るなどの症状がみられます。
 
誤嚥性肺炎の治療
 
抗菌薬の投与、お口の中の清掃、嚥下機能の訓練
 
 

誤嚥性肺炎の予防

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治療と同様に口腔機能の向上とオーラルケアが大切です。
 
咬む力、飲み込む機能の強化に努めます。
 
口腔体操
 
・口を閉じたまま頬を膨らませたりすぼめたりします
 
・口を大きく開けて舌を出したり、引っ込めたりする
 
・舌を出して上下左右に動かす
 
・口を閉じて、口の中で舌を上下左右に動かす
 
誤嚥を防ぐように食べ方の工夫
 
・集中して食べる
 
・上体を十分起こす
 
・顎を引いて食べる
 
・ゆっくりと咀嚼、嚥下する
 
・さらさらの性状の物にはとろみをつける
 
・食後2時間は横にならない(胃、食道から逆流の防止)
 
そのほか
 
・禁煙
 
・肺炎球菌ワクチンの接種
 
・脱水に注意
超高齢者は脱水の自覚症状があまり出ません。経口補水液などの水分の補給が大切です。
 
・いつも飲まれているお薬にも注意が必要です
鎮痛剤、睡眠薬、向精神薬など嚥下反射の機能が低下し、誤嚥を誘発する恐れがあります。
 
患者様にご負担の少ない歯科治療に努めています 久野歯科医院です
 
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健康寿命をのばす高齢者に必要な歯科治療

 
常滑・知多市の歯科、矯正歯科の久野歯科医院には高齢者の患者様も多く来院していただいております。
 
高齢者の患者様のお口の健康に関するお話の中には「もう年だから」とか「老い先短いのに歯の治療に費用をかけられない」とおっしゃる方がいらっしゃいます。
 
また80歳で20歯以上ある方のなかにはホワイトニングを希望したり、70歳後半の方でも審美歯科治療を望まれる方もございます。お口の健康に対する意識や受け止め方は人それぞれでちがいます。
 
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見過ごせない口腔機能の低下

 
口腔機能の低下を放置すると
 
しかしお口の中の健康を害し、口腔機能の低下が起きた場合にそれを放置しますと栄養をとる量が低下して栄養が不十分となり代謝の量が減少してたんぱく質の栄養不足、低アルブミン血症を引き起こします。
 
栄養の不足は骨量、筋肉量を減少させ、基礎代謝量の低下からロコモティブシンドロームとなり施設への入居となってしまいます。
 
歯科治療による口腔機能の改善をすると
 
一方、お口のケアに心がけ、歯と歯ぐきの治療、入れ歯の装着などでお口の中のリハビリテーションを行なうと栄養を摂る量が回復し、栄養が十分となりアルブミン値が改善され骨量と筋肉量が維持・改善されます。
 
健康寿命が伸び高いQOLを獲得することができます。
 

高齢者には十分なたんぱく質が必要

 
高齢者に必要な1日のたんぱく質の量は体重50kgの人で50gです。
 
これは卵1個、魚1切れ70g、肉1切れ70g、大豆・豆類60g、乳製品200gにあたります。
 
毎日50gのたんぱく質をとるためには十分な咀嚼の力が必要と考えられます。
 
口腔ケアが誤嚥性肺炎の予防に効果的であることが報告され、口腔ケアは病院や介護施設の口腔衛生管理として定着して、周術期の口腔衛生管理にも広がりつつあります。
 
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口腔機能の向上と歯科治療

 
口腔衛生管理だけでなく口腔機能の向上のために歯科の治療、とりわけ入れ歯の治療はとても大切であると考えています。
 
・歯のない高齢者の場合入れ歯を使って食べている人のほうが入れ歯を使っていない人に比べて生存率が高い。
 
・年に2回以上転倒している認知症高齢者を調べると歯がなく、入れ歯も使っていない人が圧倒的に多い。
高齢者の寝たきりの原因の12%が転倒です
 
・自分の歯がほとんどなく入れ歯を使っていない人は入れ歯を使っている人に比べて認知症になりやすい。
入れ歯を使用している人は自分の歯で食べている人に比べて認知症の発症の割合がそれほど大きく違わない
 
・入れ歯をつくって入れ歯を使って適切な食事指導を受けた人は入れ歯をつくったが入れ歯を使用していないにくらべると体重が増加し栄養状態が改善した
 
などの報告があり、入れ歯の治療をすることで低栄養が改善され、転倒の予防、摂食嚥下機能の維持、改善に役立ち、歯科の治療は、最近注目され始めたフレイルの予防に重要な役割りを果たしていると思われます。
 
最近では健康についての情報が多く発信され、平均寿命の延長より健康寿命をいかに伸ばすかが課題となっています。
 
お口の中の健康は健康寿命の延長の大切な要因になると考えています。
 
 
歯ならび、不正咬合で、お悩みの方へ 
 
常滑市・知多市の歯科、矯正歯科の久野歯科医院です。
 
了解をいただきました主に常滑市・知多市のご在住の患者様の矯正歯科の治療経過を通して処置方針、治療期間、治療費用などをお知らせいたします。
 
どのように治療が進んでいくのか治療経過の写真を提示して説明してまいります。
 
常滑市住吉町在住K.T様23歳 女性 叢生 非抜歯  その4
 
治療経過
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上顎は断面が4角の0.16×0.16レクタンギュラー・ステンレススチールワイヤーから0.16×0.22レクタンギュラー・ステンレススチールワイヤーにステップアップしました。
 
下顎は第3大臼歯(親知らず)抜歯完了後第2大臼歯のチューブを再接着して0.16×0.16レクタンギュラーステンレススチールワイヤーを再装着しました。
 
上下顎ともリガッチャーワイヤーにてしっかりと結さつしました。
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小さなお子様をお持ちのお父様・お母様、ご家族の方へ
 

キシリトールについて

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キシリトールとは
 
むし歯の予防に効果的であるキシリトール。テレビのCMでもよく放送されていますがキシリトールとは何なのでしょうか?
 
キシリトールは白樺や樫などの樹木から取れる成分が原料の天然素材の甘味料です。
 
微量ながら果物や野菜にも含まれています。
 
キシリトールは1997年には厚生省から食品添加物として認可された安心安全な甘味料です。
 
キシリトールは「糖アルコール」の一種です。
 
糖アルコールは甘味料として使用されており、むし歯になりにくいのが特徴です。
 
キシリトールのほかにマルチトール、ソルビトール、パラチノースなどがあります。
 
一方、砂糖に代表されるショ糖はムシ歯菌が歯を溶かし、歯垢をつくる原料となります。
 
キシリトールの働き
 
・むし歯菌が減少する
・むし歯菌の性質を変化させる
・むし歯菌が歯垢を作れなくする/]
・むし歯菌が歯を溶かす酸を作れなくする
 
このようなキシリトールのはたらきでむし歯になりにくくなります。
 

キシリトールの使い道

 
キシリトールには直接的な、むし歯予防だけでなく様々な使い道があります
 
血糖値のコントロール
 
そのほかキシリトールは高血糖にも効果を発揮します。
 
キシリトールは細胞に取り込まれるのにインスリンを必要としません。糖尿病食の甘味料としても使用されています。
 
妊産婦の方へ
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妊娠中の方、出産後のお母さんの利用にも効果を発揮します。
 
むし歯も歯周病と同じく感染症です。
 
母から子へとうつります。
 
お母さんのお口のなかのむし歯菌を減らすことができれば子供をむし歯菌からの感染を防ぐことができます。
 
矯正治療中の方へ
 
矯正治療中の患者様にも有効です。
 
矯正治療中はワイヤー、ブレースなど複雑な装置が装着され、唾液の出が悪くなったり、歯みがきがしずらくなったりします。
 
むし歯になるリスクが高まります。
 
ブラッシングの上達には個人差があり性格までも反映いたします。
 
そんなときにもキシリトールは役に立ちます。
 
中高年の方へ
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年齢を重ねてまいりますと歯茎が下がり(歯肉退縮)歯の根の部分(歯根面)が見えてきてむし歯になりやすくなります。
 
歯の頭(歯冠)の部分とは構造が異なりむし歯になりやすくなります(根面う蝕)そんな方にもキシリトールでむし歯になる割合を減らすことができます。
 
特殊なむし歯菌は脳出血と関係が深いという研究報告がありましたがキシリトールを生活の中で利用することで脳出血が予防できるかもしれません。
 
 
 
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子供のむし歯の予防には大人のサポートが必要です
 
子供のむし歯を予防するには定期的な歯科医院でのむし歯の予防と家庭での毎日のむし歯の予防の両方で対応します。
 

歯科医院でのむし歯の予防

 
定期的な歯科健診でむし歯のチェックを受け、歯磨きの状態を確認します。
 
フッ化物(フッ素)を応用することでむし歯の予防効果も高まります。
 
ブラッシング指導
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歯が上手く磨けているかチェックします
 
小さな子供は上手く歯が磨けませんが、食べたらお口の中をきれいにする習慣を身につけることは大切であると考えます。
 
小児のお口の中は成長・発育に伴う顎や歯列弓の変化、乳歯から永久歯への生え変わりなどで状態がかわっていきます。
 
その時々にあったブラッシングが必要になってきます。
 
むし歯予防をサポ-トする大人による仕上げ磨きの指導も必要です
 
フッ化物(フッ素)の歯面塗布
 
比較的高濃度のフッ化物を歯面に直接塗布することによりむし歯を予防します。フッ化物(フッ素)の塗布には
 
・歯質を強くする。
・歯の石灰化を促進する。
・むし歯菌の活動をおさえる
 
効果があります
 
シーラント
 
奥歯の咬む部分の溝の部分に樹脂を流し込み埋めて、その部分から発生する可能性のあるむし歯を予防する方法です。
 
しかしシーラントを施せばむし歯にはならないわけではありません。
 
はずれていたり、割れていたりするとその部分からむし歯が発生することもあるので定期的なチェックは必要です
 
食事指導
 
家庭での食生活の習慣は、むし歯の発生に大きく影響します。
 
お口の中が酸性に傾いている環境の時間が長いと、むし歯が発生しやすくなります。
 
むし歯の予防をサポートする大人の方に気をつけなければならない子供の食習慣のお話を確認しながらおこないます。
 

家庭でのむし歯の予防

 
仕上げ磨き
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仕上げ磨きは家庭でのむし歯の予防にとても重要です。
 
子供だけの歯磨きでは十分に汚れを落とすことは不可能です。
 
子供自身の歯磨きが終わったら必ず仕上げ磨きを行ないます。
 
特に乳歯では上顎の乳中切歯の間と上下顎の第1と第2乳臼歯の間にフロスを使用した仕上げ磨きを行ないます。
 
6歳臼歯の生えて間もない第1大臼歯も重点的に磨きます。常滑・知多市の歯科、矯正歯科の久野歯科医院では12歳で永久歯列が完成する時期までは少なくとも仕上げ磨きが必要であると考えます。
 
食事やおやつの回数などの食生活での注意
 
むし歯は歯の質、糖、細菌が重なった状態が長くなるほどむし歯になりやすく、この状態を短くすることがむし歯の予防につながります。
 
また糖、細菌の量自体を少なくすることでむし歯の発生を抑えることができます。
 
毎日の歯磨きや定期健診でのオーラルケアでむし歯菌を除去することは大切ですが、それとあわせて食事の摂り方にも注意が必要です。
 
食事、おやつを摂ると本来中性であるお口の中が酸性に傾きます。
 
食事の時間が長かったり糖や酸を含んだおやつの回数が多くなるとお口の中の酸性の状態が長く続き、むし歯になりやすいお口の中の環境となってしまいます。
 
中性のpHは7、pH5.4が歯が溶け始める境界といわれています。
 
キシリトールの利用
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キシリトールは天然の甘味料で白樺やカシなどの樹木から取れる成分が原料です。
 
キシリトールはただ甘いだけでなくむし歯菌をコントロールできます。
 
むし歯菌に働きかけることのよりむし歯菌を減らしたり性質を変えたり酸を作れなくして歯垢の形成を抑えます。
 
 
子供にむし歯ができてしまうのは大人の責任であると言ってもおかしくありません。
 
こどもが自発的には歯医者に来ることはありません
 
子供のむし歯の予防には大人のサポートが欠かせません
 
 
歯ならび、不正咬合で、お悩みの方へ 
 
常滑市・知多市の歯科、矯正歯科の久野歯科医院です。
 
了解をいただきました主に常滑市・知多市のご在住の患者様の矯正歯科の治療経過を通して処置方針、治療期間、治療費用などをお知らせいたします。どのように治療が進んでいくのか治療経過の写真を提示して説明してまいります。
 

知多郡 阿久比町在住 T.A様  抜歯症例

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治療経過
キャナインリトラクション(犬歯の後方への移動)の治療中です。上顎には断面が四角の0.16×0.16インチのレクタン、ステンレススチールワイヤー、下顎にも同様に0.16×0.16インチのレクタン、ステンレススチールワイヤーを装着してあります。
 
次の段階のに移ります。
 
上顎の犬歯の後方への移動(キャナインリトラクション)はほぼ完了しました。
 
左側のClass1の関係も確立しつつあります。
 
第1大臼歯と第2大臼歯は結紮線で一まとめになるように結紮してあります。
 
下顎は今までと同様にワイヤーの側切歯と犬歯の間の位置にフック(クリンパブルフック)をつけました。
 
引き続き、下顎はそのフックを利用して、上顎の犬歯の位置との関係を考慮して犬歯と第2小臼歯にパワーチェーンを装着したりフックと第2小臼歯にパワーチェーンを装着して咬みあわせを調節しながら移動させています。
 
右側は上顎のワイヤーに右側側切歯と犬歯の間にフックを装着しそのフックと下顎右側の第2大臼歯のチューブについているフックでClassⅡの顎間ゴムを使用してかみ合わせの改善をはかります。
 
しばらくキャナインリトラクションの治療を継続します。
 
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常滑、知多市の頼れる歯医者  久野歯科医院です
 
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入れ歯のお手入れについて

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デンチャープラークについて
 
入れ歯には食事をすることによって油状のものから糊状のもの、固形物などが混ざり合って付着します。
 
これらの食べかすはお口のなかにいるカンジダ菌などのえさになります。
 
細菌は増殖して細菌の塊となり細菌の出す粘着物により入れ歯に強力に接着します。
 
この細菌の塊はデンチャープラークと呼ばれています。
 
デンチャープラークは口臭の原因になったり、口内炎、お口の周りの口角炎、誤嚥性肺炎の引き金の原因になったりと高齢者の命を脅かす危険性があります。
 
入れ歯の手入れの移り変わりについて
 
1980年以前は洗面台の上で入れ歯を水で洗ったり、歯磨き粉をつけてはブラシで洗っていました
 
歯磨き粉とはブラシで入れ歯をこすると入れ歯の材質であるレジンというプラスティックを傷つけて入れ歯を劣化させ、できた傷の部位は細菌が繁殖しやすい環境をつくってしまいました。
 
 
1982年ごろに入れ歯洗浄剤が登場してきて細菌の除去や不活性化が科学的に抑ええることができるようになりました。
 
しかし物理的に義歯に付いた付着物を取るには不十分で、落としきれない状態が積み重なってくると歯石様に硬く強く入れ歯に付着してしまいます。
 
義歯専用のブラシもありますが、義歯を傷つける可能性も低くありません。
 
入れ歯の手入れの悩みなど
 
入れ歯の汚れをブラシで取り除いている患者様にもいればの洗浄には不自由や悩みを抱えているように思います。具体的には
 
・すき間に残る食べかすに毛さ気が届きにくい
・部分入れ歯の場合、金属の部分が洗いにくい
・強くこするといればの表面を傷つけてしまう
・磨くときに入れ歯を落としそうになる(破損の危険性)
・ブラシで入れ歯を掃除すること自体がめんどうだ
 
などがあるようです
 
入れ歯洗浄専用の超音波洗浄器
 
他方では家庭用に超音波洗浄器が登場してきましたが家庭用のものは装飾品などの洗浄を主な目的としたもので出力の低いものでした。
 
最近では家庭用の入れ歯専用の超音波式の入れ歯洗浄器が登場してきています。
 
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就寝時の入れ歯の取り扱い
 
よく患者様から質問される事柄に就寝時の入れ歯の取り扱いについてがございます。
 
入れ歯は基本的には寝る時にはきれいに掃除した入れ歯は、きれいな水道水の中に入れて朝まで保管します。
 
寝ているときは顎の歯ぐきも休ませましょう。
 
歯がお口のなかに残っていて入れ歯をはずすと顎を傷つけてしまう場合などには清掃が完了した入れ歯を装着したまま就寝することを指導する場合もございます
 
 
 
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入れ歯の治療例の報告 「肉が食べたいけど無理ですか?」

患者様の概要と処置方針
 
 
患者様は常滑市大谷に在住のN.T様 81歳の男性の方です
 
長年、何度作り直しても入れ歯の調子が悪く、今回新しく入れ歯をつくるために来院されました。
 
当院の入れ歯のページでお知らせしているように今までの古い入れ歯をよく観察し、不備があれば古い入れ歯を修正しながら、できれば痛みがなく食事ができるようになってから新しい入れ歯の調製に入ります。
 
患者様は新しい、入れ歯の調製をご希望のため最初、古い今までの入れ歯を直すことに戸惑いがあったようですが、問題を解決せずに新しい入れ歯をつくっても上手くいかないこと、今までのいればを少しづつ修正した方が新しい入れ歯を受け入れやすいことなどを説明して納得していただきました。
 
治療の経過
 
患者様の持参された3組の入れ歯よりその中で1番問題の少ないものを選び、修正を加えました。
 
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上の写真は修整を加えている総入れ歯の写真です
 
特に下の入れ歯は痛みが出やすいため粘膜調整剤を使い、入れ歯を使用しながら、痛みを取りながら、かみ合わせの調整と入れ歯の形に修正を加えていきました。
 
古い入れ歯の修正が完了し食事ができるようになったことを確認してはじめて新しい入れ歯の調製にはいります。修正された入れ歯を基にして上下の顎の形取りと咬みあわせを同時に行ないます。
 
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上の写真は上下の精密な型とりと、かみ合わせを同時に採得した写真です
 
その時に「新しい入れ歯で何かご希望はありますか?」とお尋ねしたところ、「ステーキ肉が食べたい」とお話くださいました。
 
そこで一般の自費治療のお話をして了承が得られましたので、奥歯に特殊な人工歯を使用して新しい入れ歯の調製にうつりました。
 
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その入れ歯の人工歯は金属でできておりブレードティースと呼ばれています。
 
噛み切る力に優れている機能的な人工歯です。
下顎の入れ歯には上顎の入れ歯のブレードに対する部分に銀の詰め物をして対合人工歯の減ることを防ぎます。
 
最終的には下の入れ歯の奥歯も金属に置き換えます。今回使用したものはS-A(ソーシンー阿部)ブレードと呼ばれているものを使用しました。
 
装着後の調整と指導
入れ歯は食事をしてい痛みがないことが絶対的に必要な事柄です。
 
食事をするときに痛みがなければ食事ができ、そのほかの苦情に対応していきます。
 
患者様に入れ歯を装着してもらわなければ痛み、舌感、発音、入れ歯の吸い付き(吸着)などの問題は出てきません。
 
新しい入れ歯を装着する時には、新しく装着した入れ歯は脳からの指令で、お口の咀嚼機能のリハビリテーションが行われるので、入れ歯の装着から2~3日から2週間程度の慣れが必要であることをお伝えしました。
 
装着の翌日に来院していただき入れ歯の調整行ないました。約2週間後のその後の入れ歯の調子をお伺いしたところ「肉はよく咬めるが付け合せのグリンピ-スすべって食べにくかった」というリアルな報告をいただきました。
 
他にもブレード人工歯には製作会社により種類があり、患者様にあった物を選びます。
 
自費診療の入れ歯の場合にはそれぞれの患者様のご希望に添えるように人工歯を選ぶことができます。
 
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歯ならび、不正咬合で、お悩みの方へ 
 
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どのように治療が進んでいくのか治療経過の写真を提示して説明してまいります。
 

常滑市あすか台在住 女性T.M様 八重歯と叢生の治療経過の報告 抜歯症例

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治療経過の報告
 
0.14ラウンドニッケルチタンワイヤーでレベリングの治療を開始した後、レベリングをすすめて今回上下顎に断面の4角の0.16×0.16レクタンギュラーニッケルチタンワイヤーへ交換、ステップアップしました。
 
上顎のワイヤーはほぼ直線になってきて歪みが取れてきています。
 
八重歯と叢生も治療効果が表れ始め、改善が認められます。
 
下顎のワイヤーの前歯部に歪みが残っています。
 
下顎のブラケットスロットにニッケルチタンのワイヤーを確実にセットして結さつ線にてしっかりと結紮し、レベリングをすすめます。
 
使用ワイヤーは上下顎とも3Mユニテック0.16×0.16レクタンギュラーナイチノールスーパーエラスティック=オルソフォームⅡを使用しました。
 
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インプラントアンカー(アンカースクリュー)について

 
当院にも多くの患者様が矯正歯科相談に来院していただけますが、診断の結果、骨格性の反対咬合や成人の開咬、お顔が左右で非対称な方、左右におおきく顎のずれのある方など時には手術が必要になる場合もあります
 
当院では外科手術を併用しなければならない骨格的に問題のある患者様の場合には矯正歯科の専門医の先生に紹介しています。
 
インプラントアンカーが必要な患者様の場合は手術が必要な患者様の場合が多くあります。
 
インプラントをアンカーにすることで今まで治療の難しかったものも治療できるようになりました。
 
しかしインプラントアンカーを設置することで今までむずかしかった大臼歯の後方への移動や大臼歯の圧下などで手術は回避できたとしても治療の難易度はかわりません。
 
またアンカースクリューを設置する場所では一般の歯医者で行なわれるデンタルインプラントと同じように神経や血管の分布している部位や血管神経の出入り口付近には注意が必要です。
 
アンカースクリューは目的を果たし、動的な矯正歯科治療が終了すれば取り去ってしまいます。
 
一般の歯医者が扱うデンタルインプラントのように20年以上使用に耐える役割りはありません。
 
デンタルインプラントのように歯に変わるものではないため小型で長さも短いものが使用されます
 
しかし治療中のアンカースクリューの脱落やアンカースクリューによる歯の根の損傷には注意が必要です。
 
一般の歯医者が扱うデンタルインプラントと同じように細菌感染にも注意が必要です
 
以上のような理由から当院はアンカースクリューを採用することはありませんでした。
 
しかしフルデジタルのカスタムリンガル矯正で効果的に不正咬合を治療するためには正中口蓋の部位に設置されるアンカースクリューは非常に有効です
 
口蓋の正中部第1大臼歯付近には走行に注意する血管・神経もなく、数少ないアンカースクリューの設置で十分な効果が発揮されます。
 
そこで今回口蓋正中部に設置するアンカースクリューの講習会に参加しました
 
出席者は私を含めて12名で若い女性歯科医が3名でした。
 
実習つきの講習会はマイオブレイスのBWSの講習会以来で1年6ヶ月ぶりでした。
 

正中口蓋部のアンカースクリューのセミナーに参加

 

題目:矯正用アンカレッジシステムi-stationベーシックセミナー
 
講師:斉宮康寛先生(東京の原宿でご開業)
 
 
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午前の部

 
斉宮先生のオフィスの紹介
 
原宿にあるペンシルベニア大学教授のデザインされた未来的な斉宮先生のオフィスの動画による紹介から講習会は始まりました。
 
東京原宿の矯正歯科のオフィスはとてもすばらしく、ため息が出るほどで、当院の診療室とは全く異質なものであると強く感じました。
 
アンカレッジとは何か
 
物体がある力で引っ張られた場合、その反作用で必ず同じ力で引っ張る側にも加わります。
 
矯正歯科治療の目的で歯や顎の移動を行う場合も同じことでその移動に対する抵抗となる場所が存在しなければなりません。
 
それを固定源(アンカレッジ)といいます。インプラントはアンカレッジの役割を果たすものの1種で、その材料がアンカースクリューと呼ばれているものであると思います。
 
斉宮先生には矯正歯科治療においてアンカーとは何かを船と船を引き合う画像を例にして説明され、アンカーの意味、作用と反作用、相反固定のコントロールの難しさなどの解説の後、インプラント矯正の原理についてお話いただきました
 
初期の症例の紹介から問題提起へ
 
先生のインプラントアンカーの初期の症例を提示され説明をいただきました
 
外科処置を伴うミニプレートを使用して
過蓋咬合の症例
大きく上顎の歯茎の見えるガミーフェイス・ガミースマイルの症例
Class3反対咬合の症例など
 
を通してミニプレートは外科手術が必要であったこと
 
術後の痛みと腫れが発現すること
 
感染の危険性があることなど
 
の問題提起をしてくださいました
 
また歯槽部に設置するアンカースクリューについては脱落、取れやすい部位があること
 
歯根の損傷の可能性に注意を要することの問題提起が行なわれ、アンカースクリューの使用時の歯列弓の動きを図解で説明していただきました。
 
午後の部
 
i-stationの開発の経緯とコンセプト
 
i-stationは口蓋に正中部に2個のアンカースクリューを設置し、そこに付属品のプラットホーム、ワイヤー、プレイトなどをつけて3次元的に歯を移動させる装置です。
 
「マルチパターン」と呼ばれていて大臼歯の前方、後方への移動、拡大、挺出、圧下などすべての方向への力のコントロールが可能となります
 
 
アンカースクリューの設置部位の口蓋の正中部には大きな血管や神経の分布がなく、正中口蓋部がいかに安全な部位であるかを多くの研究論文を紹介しながら解説していただきました
 
外科手技
 
感染の予防の一環として、手術の前30分前に抗生剤と消炎鎮痛剤を飲んでもらうこと
 
アンカースクリューを設置する正中口蓋部の痛みのない局所麻酔の仕方について
 
デンタルインプラントの埋入に準じて回転数に注意すること、注水下で使用すること、注水は圧搾空気を併用しないことなどの術中の注意をお話していただきました。
 
アンカースクリューの埋入実習
 
模型を利用して2本のアンカースクリューを正中口蓋部に設置しi-stationを完成させる実習を行ないました
 
実物のアンカースクリューは思っているよりも小さく使用するドリルも細く、模型も工夫されていて、手指の感覚が伝わるようにできていました。
 
時間の経過が非常に早く感ぜられ、時間の経過を忘れてしまう内容の非常に充実したセミナーでした。
 
 

口蓋正中部のアンカースクリューについて

 
口蓋領域がアンカースクリューの植立に適している理由には
 
・術野の確保が容易で植立操作が比較的簡単である
・歯根から適当な距離をおいて、歯の移動を妨げない位置に植立が可能である
・重要な解剖学的構造物の損傷のリスクがひくい
・撤去後の歯肉の治癒が良好である
 
ことが日本矯正歯科学会のアンカースクリューのガイドラインに示されています
 
またガイドラインには多くのエビデンスが記載されております。
 
リンガル矯正(舌側矯正、裏側矯正)では正中口蓋部へのアンカースクリューが非常に有効です。抜歯スペースの閉鎖を考える時のメカニクスのパターンとしてアンカースクリューの使用は非常に有用なものになります。
 
リンガル矯正で前歯群を後方に移動する際の前歯の傾斜の問題もブラケット、トルクの事柄にくわえ口蓋正中部のアンカースクリューは有用です
 
アンカースクリューを使用するに当たっては、それに替わるほかの治療法を十分に考えたうえで、矯正歯科治療にどうしても必要であると思われる症例に使用されるべきだと考えています。
 
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