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愛知県常滑市の頼れる歯医者 久野歯科医院 院長です。
当院は2022年9月にて、開院115年となります。

長年の矯正歯科治療・歯科治療経験を元に、
皆様のお役に立つ歯科情報を分かりやすくお知らせします。

 
『今回は高齢者の方への歯科口腔ケア』に関する話題となります。
特にご家族で高齢者や介護が必要な方がいらっしゃる人へ是非ご覧いただきたいと思います。


【記事の更新日時】2022年9月6日(火)14:00

 

介護が必要な方への歯科口腔ケアについて

年寄イメージ.jpg
 
口腔ケアはよく知られている、介護が必要なお年寄りの『健康の維持、QOL(生活の質)を向上させる』だけでなく、誤嚥性肺炎など全身の病気を予防する上でも実はとても重要です。
 
 
要介護のお年寄りのお口の中の状態
お口の中を清潔に保つ口腔ケアは、毎日のご自宅でのブラッシング等 ご自分で管理することが中心となります。
ですが、介護を必要とされるお年寄りの方は麻痺などがあり、ご自分で歯を磨くことができない人もいらっしゃいます。

 
歯を磨くことができたとしても、残っている歯にバラツキがあって歯磨きが十分にできていないケースも多々あります。
そしてオーラルセルフケアができないと、お口の中に食べかすが残ってしまい、汚れたままになると細菌が繁殖し強い口臭を生じるようになります。
 
さらに進行が進むと、歯肉が腫れて歯肉炎の状態になり出血や膿が出るといった歯周病が重症化していきます。
そのため、このような状態にならないよう予め予防しなければなりません。

 
 
歯科口腔ケアの必要性について
定期的に適切なお口や歯への口腔ケアを行なうことで、様々な予防効果を期待することができます。
そのため、口腔ケアは必須と考えます。
 
 
口腔ケアを行うことでの7つの効果
1.口臭の減少
口臭が減ることで介護する側も、介護される側も両方に快適な環境が生まれます。
 
2.口腔感染症の予防
むし歯菌や歯周病菌などの細菌が減少し、お口の中の様々な感染症の発症を防ぐことができます。
 
3.口腔機能の維持と回復
咀嚼機能や唾液の分泌が改善され、味覚・触覚などの機能が適切に維持されます。また低下していた知覚が回復をします。
 
4.全身的感染症の予防
口腔ケアにより、お口の中の細菌の数を減少させ、コントロールを可能にします。
それによって、お口の中の細菌が誤嚥が起きることで肺へ入り込んで炎症を起こす誤嚥性肺炎心臓内側の膜(心内膜)へ細菌が感染し起こる細菌性心内膜炎などの全身的な感染症へ罹るのを防ぎます。
 
5.全身状態やQOLの向上
歯科口腔ケアにより咀嚼機能が回復すると、食欲が回復することで全身状態の改善とQOLの向上が見込めます。
 
6.コミュニケーション機能の回復
発声、発語機能の回復によって、コミュニケーション機能が回復します。
 
7.社会的経済効果
介護が必要なお年寄りの健康が回復・向上すれば、介護する人材の労力削減やそれにかかる費用を少なくすることが可能となり、全体的な医療費の削減にもつながります。
 
などが挙げられます。
 
 
具体的な口腔ケア方法について

口腔ケア用品.jpg

口腔ケアの方法は、介護者が毎日続けて、容易にできなければなりません。


 
『短時間で、確実に、安全に、安価で、効果的に、楽にお口全体が綺麗になること』が必要となってきます。
 
上体を起こした姿勢でまず行います。上体を起こした方が誤嚥しにくくなるためです。
麻痺がある場合は麻痺側を上にして、横になってもらい行います。

 
・口腔ケア用の棒つきのスポンジで口腔粘膜の清掃を行います(1分)
 お年寄りの口腔粘膜は乾燥気味で、薄く傷つきやすいので優しく行うことがPOINTです。
 
・舌ブラシで舌の汚れを擦り取ります(30秒)
 舌に付着した白っぽい汚れである舌苔を取り除きます。舌の根元の部分へ舌ブラシが当たらないよう行いましょう。
 
・電動ブラシで歯を磨きます(2分30秒)
 普通の歯ブラシでは操作が難しいため、電動ブラシを活用し汚れをとります。
 
電動歯ブラシは円形でブラシヘッドが回転するものを選別すると良いでしょう。

 ブラッシングの順番を決めて行ないます。歯磨き剤は使用しません
 
・うがい薬によるうがい(1分)
 薄めたポピドンヨード(イソジン)やクロルヘキシジン(コンクール)などで、ぶくぶくと10回ほどうがいをします。
 自分でうがいできない場合は、それを吸引するための器具が必要になります。

 
全体の所要時間の合計は約5分となります。
さらに棒つきのスポンジや軟らかいナイロンブラシを使用し、お口のなか(口腔粘膜)のマッサージを行なうと良いでしょう。
1日1回5分間の口腔ケアで十分な効果が得られることが分かっています。介護する人がやりやすい時間に行うと良いかと思います。
 

 

常滑で高齢者(被介護者)への口腔ケアのことならご相談ください

久野歯科医院では満足度の高い矯正歯科治療へ力を入れていますが、本日ご紹介をしました高齢者への口腔ケアも行っています。
「正しい口腔ケア方法を知り、正しく日々の口腔ケアをすること」が重要と考えます。


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「どのように歯科口腔ケアを行うと良いか分からない…」
「もっと効果的な口腔ケア方法、専門的な方法を知りたい」といった方は是非ご相談ください。

当院では”地域に根差した歯科治療”を長年行っております。
これからも口腔内のこと、歯やお口のトラブルでお困りの方へのお力になりたいと考えます


 

【本記事の執筆者について】 常滑の矯正歯科専門 久野歯科医院 院長 久野昌士
 
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≪院長の略歴≫
昭和57年:東京歯科大学を卒業する。
昭和57年~61年:東京歯科大学補綴第二講座に在籍
昭和62年~平成1年:愛知学院歯学部口腔外科第二講座研究生
 
・名古屋YDCAスタディグループ
コンプリートデンチャー研究会に在籍をしながら、
名古屋顎矯正研究会に参加し、現在に至る。

 
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