

常滑の矯正歯科 久野歯科医院 ≫ 開咬
開咬とは上下的な咬みあわせの異常な状態のひとつで一般的には上下の前歯の間に大きな空隙のある状態をいいます。
右の写真は混合歯列後期の開咬(Open bite)の写真です。
1.遺伝的な要因や内分泌異常によるもの
2.長期の指しゃぶり(拇指吸引)飲み込む時に舌が突出する(異常嚥下)などの悪習癖によるもの
1の場合は骨格性の下顎前突を伴うことが多く、2の場合は歯槽性のものがほとんどです。
乳幼児期を越えての長期の悪習癖を除去することがとても大切です。
混合歯列期のなるべく早い時期から治療を開始します。
右の写真は混合歯列期前期の開咬(Open bite)の写真です。
口呼吸をやめさせ、鼻呼吸を行うようにします。
舌の機能訓練(タングトレーニング)を行い、舌が前に突出しないようにする装置(タングクリブ)を装着したり、タングクリブに付加装置をつけて舌の機能訓練の補助をします。
永久歯列の開咬の治療は本格矯正となりますが、多くの場合、非常にむずかしくなります。
右の写真は永久歯列完成後の開咬(Open bite)の写真です。
一般的に年齢が高くなるほど悪習癖の除去がむずかしくなります。
できるだけ早期に受診し、診断を受けることが大切です。