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常滑の矯正歯科 久野歯科医院 ≫ 院長Blog ≫ 【歯医者の豆知識】介護する方が介護される方のお口の中で注意すること

【歯医者の豆知識】介護する方が介護される方のお口の中で注意すること

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常滑市の久野歯科医院です

皆様に役に立つ歯科の情報をわかりやすくお知らせします

超高齢者を介護されている方や介護保険の訪問調査員の方へ

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歯医者として介護者が、それぞれの被介護者のお口の中を観察し知っておくことは全身の健康を管理し、維持、回復するためにとても大切なことだと考えています
 
お口の中に汚れがある
 
お口の中が清潔に保たれているかどうかチェックをお願いします。
 
たとえば脳梗塞の後遺症等で麻痺のある場合は必ず片側に食物残渣がたまります。
 
本人は麻痺側の頬や舌の動きが緩慢で食物残渣があることに気がつかないことも多いと思われます。
 
一般的には清潔に保たれていないと口腔内の各種の細菌が繁殖して、むし歯や歯周病・口臭の原因となります。
 
免疫力が低下して悪い条件が重なると肺炎や潰瘍性口内炎等の原因となります
 
介護予防・介護の重症化の予防の大きな柱の一つは「気道感染予防」です。
 
肺炎は要介護高齢者の直接的死因の第一位で、その大きな原因は口腔内細菌の誤嚥することにあります。
 
この誤嚥性肺炎の発症は、口腔ケアにより約4割減少させることができます
 
お口の中の汚れの程度を知ることは以下の項目を含めて最重要項目です
 
歯肉が腫れて痛んだり、出血がある
 
むし歯や歯周病が原因であることが多いです。
 
歯と歯の間に食片が挟まり、またその上から食片が圧入を繰り返すと歯肉が腫れる大きな原因となります(食片圧入、フードインパクション)
 
脳梗塞の後遺症、心疾患(心房細動、ペースメーカー)腎疾患(透析)等のために血液の固まりにくい薬を飲んでいる可能性がありますと処置を非常に困難なものにしてしまいます。
 
介護が重症化する前にしっかりと予防したいところです
 
むし歯が痛む
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口腔内の清潔が保てず、口腔ケア(ブラッシング)ができなければ当然むし歯が発生し、痛みが出てきます
 
痛みを除く場合にストレスの加わる局所麻酔はできる限り避けたいものです
 
介護が重症化する前に治療したいものです
 
歯の欠損(咬合の喪失)
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上下の顎に歯があって(残っていて)咬みあわせがある場合(咬合支持がある)、或いは入れ歯を装着している者は咬みあわせがない(咬合支持がない)者や入れ歯を、はめていない者に比べて身体平衡能(平衡感覚)に優れている・下肢筋力に優れているという報告があります
 
さらに、自立歩行可能な認知症高齢者を対象にした転倒に関する研究を見ると1年間に2回以上転倒したものには咬合が崩壊しているものが多く、またこれらに対して入れ歯を入れて咬合の回復を図ると、転倒回数が減ったという報告があります
 
転倒・骨折予防に関連した重要項目です
 
また入れ歯をはめていないときは入れ歯をはめているときに比べて、喉頭への流れ込みが多くなるという報告もあります
 
喉頭への流れ込みは肺炎のリスクを4倍高めます。
 
咬みあわせがなくなると当然嚥下機能も低下します
 
とくに上の入れ歯の装着は大切で、舌と上の入れ歯で飲み込む力を助けます
 
義歯の具合が悪く、ものが食べにくい
 
介護予防・介護の重症化予防のもうひとつの柱である「閉じこもり予防」に関連した項目です
 
高齢者の生きがいやQOL(生活の質)を高めなければなりません
 
高齢者のQOLに食べる楽しみはおおきく相関しており、良質な入れ歯を装着している高齢者はQOLが高く、また元気で外出し活動的です
 
入れ歯の具合が悪いと調理にも時間がかかり、食事の介助の時間も長時間になります
 
食事ができなくなると低栄養になりフレイルがはじまり寿命が短くなっていきます
 
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直りにくい口内炎がある
 
治りにくい口内炎、びらん、潰瘍は悪性腫瘍の可能性があり、骨粗鬆症のお薬のなかには顎の骨を壊死させる副作用をもつものが多くあります
 
入れ歯の不適合や不調からくる褥瘡性潰瘍が慢性化して骨粗鬆症の薬の副作用から顎の骨の壊死にすすむ可能性もあります
 
入れ歯が汚れているとカンジダ菌が繁殖してカンジダ性の口内炎を発症します
 
 
口腔乾燥、口が渇く
 
加齢による唾液の分泌低下、お薬の影響などが原因でお口の乾燥はむし歯、歯周病、口臭の発生を助長させ感染症にもかかりやすくなります
 
ひどくむせる、ものが飲み込みにくい
 
飲み込む機能(嚥下機能)が低下している恐れがあります
 
摂食嚥下機能の検査を行うように奨めてください
 
検査で摂食嚥下機能の低下が解れば、お口の体操を積極的に行う必要があります
 

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