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常滑の矯正歯科 久野歯科医院 ≫ 院長Blog ≫ 【毎日の歯科診療から】冷たい水を飲むと痛みが和らぐ、意外と知られていない急性根尖性歯周炎の1症状

【毎日の歯科診療から】冷たい水を飲むと痛みが和らぐ、意外と知られていない急性根尖性歯周炎の1症状

痛みの少ない歯科治療に努めています 常滑の歯医者 久野歯科医院です
 
皆様に役に立つ歯科の情報をわかりやすくお知らせします
 
冷たい水を飲むと痛みが和らぐ、意外と知られていない根尖性歯周炎の1症状
 
むし歯が進行して,う蝕症第3度になると炎症が歯髄にまでおよびます。
 
さらに炎症が進行すると歯の根の先から周囲の歯周組織に炎症が拡がり根尖性の歯周炎となります。
 
根端性の歯周炎は世間で言われている一般な歯周病とはちがい、むし歯が進行した結果、発生する歯科疾患です
 
根尖性(根端)歯周炎は急性のものと慢性のものに分けられ、慢性の化膿性歯周炎は一般的にはひどい自発痛、痛みなどに代表される強い不快症状を伴いません。
 
しかし何らかの原因で急性転化した急性化膿性根尖性歯周炎・急性歯根膿瘍はとても強い不快症状を示す時があります。
 
むし歯は進行状況により冷たいものがしみることから始まり熱いものがしみて痛み、自発痛がでてきますが、この急性転化した根端性歯周炎・急性歯根膿瘍は冷たい水によって症状が和らぐ特色があります。
 
1151755_s.jpg
 
お口のなかの歯の状態は多くは歯冠修復がされ、時間の経過と共にむし歯が再発・進行して、感染が歯髄に及んだときに形成された膿が排出できないので歯髄内の圧力が上昇して非常に強い痛みが生ずると推測されます。
 
急性化膿性歯髄炎と同様に強い自発痛は患者様本人では部位の特定も、ままならないことも多くあります。
 
この患者様は目の周囲から下顎にかけて広範囲に強烈な痛みを訴え来院されました。
 
痛みの範囲、思わず顔半分を抑えるほど痛みの強さから歯科由来ではない神経痛からの痛みと間違うほどのものでした。
 
歯をたたくと激痛があり歯根のある部位の歯茎に腫れがある場合がおおくみられます。
 
治療は歯の修復物をなるべく刺激を与えないように静かにはずし、歯髄腔を大きく広げながら拡大していきます。
 
感染し、歯髄組織の変性した内容物を徹底的に取り除いた後、根管内に細い器械をいれて膿を排出させます。
 
根管内を拡大して十分な水により洗浄を行ないます。
 
全身的には抗生剤や抗炎症剤を投与します。
 
歯が痛い2.jpg
 
急性化膿性根尖性歯周炎・急性歯根膿瘍に急性転化した歯は、もとは深いむし歯が存在したにもかかわらず、歯髄までの感染が確認できず治された歯に多くみられます。
 
むし歯を徹底的に取り除いた結果として歯髄にまで感染が及んでいなければ歯髄を残すことができます。
 
歯髄を保護し象牙質の新生、造成を促す薬を塗布して歯髄を守ります。歯髄を取り除くと枯れた木の枝のように脆くなってしまい、歯の寿命を短くしてしまいます。
 
確立的には少ないですが歯髄を残した結果、何らかの原因によって長い時間を経過して急性化膿性根尖性歯周炎・急性歯根膿瘍に移行してしまう場合もあります。
 
むし歯の治療を行なうに際して最初の判断が果たして正解であったのか。
 
歯髄を残してよかったのか。
 
それとも将来的な事態を予測して予防的に歯髄を取り除いた方がよかったのか。
 
急性化膿性根尖性歯周炎・急性歯根膿瘍の患者様に出会うたびに考えてしまいます。
 

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