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常滑の矯正歯科 久野歯科医院 ≫ 院長Blog ≫ 【知識向上/研修会参加】口腔機能低下症の入れ歯の作成について

【知識向上/研修会参加】口腔機能低下症の入れ歯の作成について

患者さんの負担を軽減する歯科治療に努めています 常滑久野歯科医院です

皆様に役に立つ歯科の情報をわかりやすくお知らせします

講演会に出席しました
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口腔機能低下症の入れ歯の作成ポイントについて

 
講師:貴島 真佐子先生
 
口腔機能の低下した患者の義歯作成ポイント
 
8020運動が功を奏し平成28年には8020達成者が51.2%となり、「8020健康長寿社会」が実現したと言われています。
 
日本国民の平均寿命は2015年では男性は80.79歳(世界3位)女性は87.05歳(世界2位)となっており、病気や要介護にならず自立して元気に日常生活を送れる期間である健康寿命は2013年で男性71.19歳、女性74.21歳(共に世界1位)となっています。
 
平均寿命と健康寿命にはそれぞれ男性で約10年、女性で13年の差があり、この差をいかに縮めていくかが課題となってきています。
 
原因を探し出し根本的な治療を行なうことにより、病気の完全な治癒をめざす従来型の医療モデルを高齢者に適応することは、困難で今後は高齢者にあった医療が必要であるといわれています。
 
今回の講演者の貴島先生も前々回の藤田学園歯科口腔外科の先生と同様に、チーム医療についての先生の勤務しているリハビリテーション病院での勤務の状況の解説から講演が始まりました。
 
講演を聴きに来ている歯医者は多種多様の医院経営の形態をとっているので、受け止め方も色入りであると思いますが、口腔内のケア、リハビリテーションに関してはチ-ム医療が基本となっていて、私のような小規模な1開業医の出るまくは今のところなさそうです。
 
地域で病診連携が整ってくれば対応はできそうですが、口腔内のケア、リハビリテーションに費やされる多くの時間と当院へ来院する患者様の対応の配分を考えると、たやすいことではないと今回も思いました。
 
口腔機能低下症とオーラルフレイル
 
オーラルフレイルはわずかなむせや食べこぼし、滑舌の低下といった口腔機能が低下した状態を示すものであり、国民の啓発に用いる用語(キャッチフレーズ)です。
 
一方、口腔機能低下症は検査のもとずく疾患名です
 
オーラルフレイルと口腔機能低下症はオーバーラップされる部分が多く区別されるものではなくどちらも重要な概念です
 
オーラルフレイルという用語を用いて人々に口腔機能について感心を持ってもらい、オーラうフレイルを感じたら歯科医院を訪れ口腔機能低下症の検査を受けるということが一般的に望まれることになります。
 
フレイルについて
 
フレイルについては院長ブログや当コラムでもお伝えしています
 
身体的フレイルは口腔機能の低下と低栄養のも深く関係してきますが、フレイルに関係する歯科関連の事柄について木島先生の活動されている地区の実態調査から歩行が遅い人は入院期間や持薬退院率が有意に低く、それにくわえて食べる機能の障害や嚥下機能の障害がある、排泄障害があると日本では入院期間の延長や自宅退院する機会が遠のくことを解説していただきました。
 
歯科補綴治療の口腔機能低下症へのかかわり
 
歯科補綴治療による栄養改善では
 
・義歯の修理や義歯の新製により咀嚼能力の影響を認めたが、栄養状態は変化がなかった
 
・歯がない人に対して入れ歯の新製と共に栄養指導を行なうことでフルーツと野菜の摂取量が有意に増加した
 
・歯のない人に対して入れ歯の新製と共に栄養指導を行なうことで魚や鶏肉の摂取量が有意の増加したとの報告がある
 
ポイントは入れ歯の新製・調整とともに栄養指導をあわせて行なうことであり、食べる(栄養の摂取)とは咀嚼と嚥下である。
咀嚼は随意運動で嚥下は不随意運動である。
 
歯医者は随意運動である咀嚼にアプローチするとお話いただきました。
 
摂食嚥下リハビリテーションについて
 
つづいて非常に多くのスライドが用意されていて摂食嚥下障害についての検査法、診断や摂食嚥下リハビリテーションの方法についての解説が頭頚部の筋肉を主体とした解剖図やX線テレビの動画を用いて解説していただきました
 
口腔機能の低下した患者への義歯作成のポイント
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この項目が今回の講演で私が一番聞きたかったことです。
 
口腔機能の低下した患者様の摂食リハビリテーションにチーム医療で多くの他業種とかかわり連絡をしながら、歯医者として私ができることといえば入れ歯をつくり調製することでしか関与できないからです。
 
木島先生は
 
・咬合位を確立しておくことは嚥下機能を強化し、食べることの不具合や嚥下障害の予防の基本となること
 
・嚥下に重点を置くときには上顎のみの入れ歯でかまわない、舌と口蓋部で食品を押しつぶし嚥下を促す
 
・咀嚼に充填をおく場合は当然上下の入れ歯が必要になってくる
 
・入れ歯と舌は飲み込むためにとても大切な役割りをしている
 
・入れ歯の作成前、作成中、作成後を通じて口唇、頬粘膜、お口の周りの筋肉などに緊張があればマッサージを十分に行います
 
・咬合高径(かみ合わせの高さ)は低くする
 
・舌房は広く取る
 
・舌、頬、口唇のバランスの取れた位置の筋圧の中立帯(ニュートラルゾーン)に入れ歯をつくる
 
などのポイントをお話くださいました。
 
最後の3つは一般の口腔機能低下のない患者様にもいえることで入れ歯を上手くつくることの勘所にもあたる大切な部分です。
 
質疑応答と感想
 
最後には多くの質問がありました。
 
若い先生からは人工歯の種類から人工歯を並べる位置などについて、食事指導までも質問があり、摂食嚥下リハビリテーションに詳しい先生の熱心さも伝わってきました。
 
質疑応答をのぞいて2時間の講演でしたが最初の紹介部分が30分ほどあり、もうすこし口腔機能を回復するための義歯作成のポイント部分があればもっとよかったと思います。
 
認知症の患者様の義歯診療について、特にお口の不随意運動がある方のかみ合わせの取り方など詳しくお聞きしたかったと思います。
 
 

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