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常滑の矯正歯科 久野歯科医院 ≫ 院長Blog ≫ 【歯医者の豆知識】全身の体調にも悪影響を及ぼす歯ぎしり・ブラキシズムとは

【歯医者の豆知識】全身の体調にも悪影響を及ぼす歯ぎしり・ブラキシズムとは

患者様にご負担の少ない歯科治療に努めています   久野歯科医院です
 
皆様に役に立つ歯科の情報をわかりやすくお知らせします
 

ブラキシズムとは

ストレス1.jpg
 
一般的には「歯ぎしり」といわれていますが「歯ぎしり」にはグラインディング(咬んで横に動かす)、クレンチング(かみしめ)タッピングなどがあります
 
ブラキシズムは年齢や性別に関係なく発生し、被せ物の破折や歯根破折、歯頚部の楔状欠損、知覚過敏、歯周病の悪化、などや顎関節症、むし歯の原因でない歯痛、舌の痛みなどお口に中にさまざまな障害をもたらします。
 
ブラキシズムは睡眠時と覚醒時に分けられます
 

睡眠時ブラキシズムについて

 
睡眠の深さの程度によって筋肉の緊張度に変化がおこり、睡眠中に咀嚼をしているような顎の動きが発生します。
 
咀嚼をしているような顎の動きが睡眠時のブラキシズムに大きく関わっています。
 
この動きが発生する前に脳波の活動が増加して心拍数や呼吸数も増加するので、この動きは脳から指令で行なわれていると思われます。
 
以前に言われていたような不正咬合や歯の早期接触が原因でブラキシズムが起こることは最近では否定されているようです。
 
睡眠時ブラキシズムに関係する因子
 
睡眠時ブラキシズムに関係すると考えられる因子には
 
・遺伝
 
・睡眠時無呼吸などの睡眠障害
 
・ストレス、胃液の食道への逆流などの身体、精神疾患
 
・お酒(アルコール)やコーヒー(カフェイン)などの嗜好品
 
・うつ病などに使われる薬物
 
などがあります
 

覚醒時ブラキシズムについて

 
覚醒時ブラキシズムはTCHのことである
 
TCHとは
 
上下の歯が接触している状態をTooth Contactといい、上下の歯が接触している状態が続いていることをTooth Contacting、Tooth Contactingが日常化して生活習慣に定着してしまったものがTooth Contact Habit,TCHです。
 
長時間の食いしばり(クレンチング)は不可能と考えられますが、明らかなクレンチングの患者様もなかにはいらっしゃいます。
 
TCHの原因について
 
デスクワーク中やスマートホンの操作をしている時はうつむき加減の姿勢をとり、下顎がやや前方に移動するので上下の歯が接触しやすくなります。
 
持続的な前歯の接触は歯根膜を伝わり咬筋を反射的に活動させます。
 
咬筋の活動性が上昇して筋肉の収縮が長くつづくことによりTCHに発展していくと考えられています。
 
ストレス、集中、強い緊張などによっても咬筋の活動性が上昇します。
 
ストレス2.jpg
 

睡眠時のブラキシズムの影響

 
歯のエナメル質の歯折、歯根破折や被せ物・詰め物、入れ歯の破損を発生させます
 

TCHの影響

 
顎関節や筋肉(咀嚼筋)、歯周組織などは長い間持続する力に影響され、TCHは顎関節症に関係する因子となっている可能性が高いと考えられます
 

ブラキシズムの治療について

 
レベルダウン
 
ブラキシズムがあってもブラキシズムの力の大きさ、持続時間、頻度力の集中などをコントロールして、ブラキシズムが害を起こさないレベルに抑えることがたいせつです
 
睡眠時ブラキシズムのコントロール
 
睡眠中の力のコントロールは難しいので歯ぎしり防止装置(ナイトガード)の装着、ストレスの軽減のためのリラックス、ブラキシズムを起こしている原因疾患の改善などがあります
 
覚醒時ブラキシズム、TCHのコントロール
 
デスクワーク、スマートホンの操作などのときのような日常習慣的な持続的な歯の接触に自分自身が気づく事が大切です
 
3ステップで行動変容法を用いる
 
1ステップ 理解させる
 
TCHとはどういうものかをわかってもらいます。上下の歯が接触することで筋肉の動き、活動があることをお知らせします
 
2ステップ 気づかせる
 
自分なりの合図、サインをきめておき、その合図によって上下の歯の接触の確認をおこないます。歯の接触を確認したら深呼吸をして全身の力を抜くようにします
 
関連記事:リラックスの方法について
 
3ステップ 繰り返し行なう
 
前の2ステップを繰り返しおこないます。次第に合図がなくても上下の歯の接触に気づくようになってきます
 
 
笑顔10.jpg
 
 
TCHはストレス社会から発生することが多い疾患です
 
TCHは顎関節症に関係する因子のひとつで筋肉の痛みの原因にもなっています。
 
歯周病を悪化させる因子としても考えられています。
 
現在のストレス社会ではパソコンのモニターを見ながらのデスクワークやスマートホンの使用頻度の増加で今後ますます増えていく疾患になることが予想されます
 
 

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