常滑の歯科、矯正歯科 久野歯科医院です
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正中離開の治療・その4
マウスピース矯正のアソアライナーによる歯の隙間の閉鎖、治療を報告します
治療開始前の患者様の概要
患者様は28歳女性です
歯の隙間が気になるので矯正歯科治療で歯ならびを治すことを希望されました
歯周病とむし歯の基本検査を行いましたが軽い歯肉炎がある程度でむし歯の方はありません。
ご出産して日が近いことから歯肉炎の方も問題なく改善傾向がありました
矯正歯科治療を希望されたので写真撮影(口腔内、正貌、側貌)レントゲン撮影、研究用模型の採得、問診などを行い診断しました。
・臼歯関係がClass3傾向にあり隙間を閉じると反対咬合になってしまう可能性があること。
・臼歯関係を改善するためにはアライナーを使用しても顎間ゴムが必要になること。
・ブラケットとワイヤーを使用する本格矯正の可能性が残されていること。その場合も顎間ゴムは必要になること。
などを説明しました。
処置方針
とても熱心に質問してくださり、十分な相談から現実的で経済的なアソアライナーによるマウスピース矯正で治療することになりました。
その治療結果によって接着技法を併用することもお話ししました。
中切歯の隙間を閉じるだけで一見簡単そうに見えますが臼歯関係や全体のかみ合わせを細かく見ていくと全体像が見えてきます。
隙間を一時的に閉じても後戻りがないように十分検討する必要がでてきます。
治療後
患者様はアソアライナーの使用法をしっかりと守ってくださり、治療期間もほぼ予定通りで矯正歯科治療を終えることができました。
中切歯の隙間を閉じるだけでなく、上顎左側のわきの前歯(側切歯)も少し出して歯列弓を整えました。
動的治療後動的治療後、最後に使用したアライナーを保定に使用し後戻りを防止します。
動的治療期間 6か月
治療費用24万円