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常滑の矯正歯科 久野歯科医院 ≫ 院長Blog ≫ 2022年10月アーカイブ

2022年10月アーカイブ

久野歯科医院です
 
皆様に役に立つ矯正歯科の情報をわかりやすくお知らせします
 

健康で長生きを実現させるきれいな歯ならび

歯列不正と歯科疾患
 
歯列にでこぼこがあると、その部分に歯ブラシが届かずふつうの方法では汚れが落ちません
 
フロスや歯間ブラシの使用法は十分にわかっていてもフロスが入らなかったり、歯間ブラシが届かなかったりで歯垢(プラーク)や汚れを確実に取り除くことができません。
 
歯並びが悪く、口腔内環境がよくないとお口の中が口腔ケアが十分にできずむし歯が発生し、歯周病が悪化します。
 
むし歯が進行すると細菌感染は歯髄から歯周組織にまで広がり根尖に病巣ができます(根尖病巣)。
 
病巣の細菌は血管を介して全身に広がり、口から離れている臓器に感染がおこります。
 
同様に歯周病の細菌は歯周組織の血管を介して全身にひろがっていきます。
 
歯科疾患と全身疾患の関係
 
歯周病は糖尿病、心血管疾患、脳血管疾患、肺炎などと関係があることは知られてきましたが、他にも肝疾患、リウマチ性疾患(膠原病)骨粗鬆症、認知症、皮膚疾患、インフルエンザなどのウイルス性疾患など非常に多くの全身疾患にも関係があることがわかってきています。
 
2020年の人口動態統計では死因の順位が掲載されています男性では死因のトップは悪性新生物で2位は心疾患3位は脳血管疾患、4位は肺炎と続き、女性の死因では1位が悪性新生物、2位が心疾患、3位は老衰4位が脳血管疾患となっています。
 
また9位には脳血管性の認知症とアルツハイマー認知症がランキングされています。
 
男女とも1位の悪性新生物を除けば歯周病が関係している疾患がならんでいます。
 
歯周病は万病の元であるといっても過言ではないと思います
 
むし歯が遠因となる歯根破折
 
歯周病とむし歯は歯を失う大きな原因です。
 
最近とても歯を失う原因として増加してきた歯根破折の多くは歯髄(神経)処置が行なわれた、むし歯に起因するものです。
 
オーラルフレイルはフレイルの始まり
 
また最近注目されてきたフレイル(虚弱)は口腔機能の低下(オーラルフレイル)に端を発します。
 
むし歯や歯周病で歯がなくなり、口腔機能の低下によって食事が偏ったり食べられなくなると低栄養に陥り、確実に寿命の短縮が起こります。
 
健康寿命を延ばすには
 
人生を健康で長く過ごすためにはお口の健康にも心がけが必要です
 
お口の健康を心がけるためにはお口なかを清潔に保つことが大切になってきます。
 
歯並びがよいと口腔環境がよく、セルフケアが非常に簡単に確実に行なえます。
 
歯ブラシが歯面を確実に捉え、また他の口腔ケアの補助道具も使いやすくなります
 
その結果むし歯の発生を防ぎ、歯周病も予防が可能になります
 
はならびを整えることは将来の健康を獲得し維持するための条件のひとつに考えられます
 
8020達成者と歯ならび
 
愛知県の疫学調査の結果から平成元年より厚生省と日本歯科医師会で提唱され開始された8020運動は「80歳になっても自分の歯を20本以上保とう」という運動です
 
20本以上自分の歯が残っていれば、ほとんどの食品を苦もなくたべることができるという考えが下にあります
 
平成元年よりつづけられてきた8020運動では開始当初後期高齢者(75歳以上)で8020達成者は10人に一人もいない状況でしたが30年を経過した今、75歳から84歳の半分以上が8020達成者となりました。
 
8020達成者は歯並びのよい方がおおくいます。
 
むし歯による軽度の修復はされていても、歯列弓の整っている人が多いと感じられます。
 
現在のところ叢生、八重歯の8020達成者は当院ではお見えになりません
 
8020達成者がおおくいることは歯の寿命を考えた時に、歯は若返っていると考えることもできるでしょう。
 
歯の寿命は長くなっています。
 
これを健康寿命に結びつけることも大切です
 
中高年のホワイトニング
 
年齢を重ねると歯の色も加齢のために黄色くなってきます。
 
歯の色は年齢を感じさせるひとつの要因となります。
 
ホワイトニングは中高年の方こそアンチエイジングひとつの手段として非常に有効だと考えます。
 
見た目の若々しさは精神的な健康に影響を大きく与えるとおもっています。
 
健康で長生きを実現するにはきれいな歯並びも大きな要因のひとつだと考えています
 
久野歯科医院です
 
皆様に役に立つ歯科の情報をわかりやすくお知らせします
 

歯の数とアルツハイマー型認知症の関係について

 
認知症とは「正常に達した知的機能が後天的な器質性障害によって持続的に低下し、日常生活や社会生活に支障をきたすようになった状態で、それが意識障害のないときに見られる」と定義されています
 
認知症の高齢者は平成22年では65歳以上の人口の9.5%である280万人で、令和7年には65歳以上の高齢者の12.8%である470万人となるといわれています。
 
認知症の中でも多いのはアルツハイマー型認知症で7割を占めています
 
お口に中に残っている歯の数が19歯以下の人は20歯以上の人に比べて、認知機能の低下と認知症の発症のリスクが2割高くなるという報告もあります
 
歯の喪失から認知症発症への流れ
 
・歯を失うことにより咀嚼の回数が減少します
 
・咀嚼回数の減少により大脳の海馬や扁桃体などの認知機能に関わる部分への刺激が少なくなります
 
・刺激の減少により、認知機能の低下から認知症が発症しやすくなると考えられます
 
また
 
・歯を失うと咀嚼機能が低下して食べられる食品が限られてきて栄養のバランスが崩れたり、低栄養を引き起こしがちになります。
 
・特にビタミンの接種不足は認知症になるリスクを高めることがわかっています。
 
歯周病と認知症の関係
 
歯周病も認知症の大きな原因となっています。慢性的な歯周病にために起こる炎症により産生されたサイトカインなどは血液を介して脳に悪影響をおよぼします。
 
歯周病の悪化から歯の喪失、認知症の発症への悪循環により、認知症が発症すると口腔のセルフケアが不十分となることが予想され、歯周病が悪化することが十分に考えられます。
 
また認知症を伴う歯周病の悪化は歯を失くす大きな原因となっています
 
大切な口腔ケア
 
大切な歯を失くさないためにはやはり、毎日のセルフケアと歯科医院での定期的なプロフェッショナルケアが必要です。
 
十分な口腔ケアが行なわれ、むし歯の発生と歯周病の悪化を防ぐことが認知症の発生を予防します。
 
不幸にして歯の喪失が多くなっても、認知機能の低下、認知症発症の引き金が咀嚼機能の低下であるとすれば入れ歯などで補うことができると考えています。
 
歯科医師会の進めてきた8020運動が皆様に認知され、80歳の方の50%は20本以上歯が残っている状態が実現しています。
 
お口の中を清潔に保つことが認知症をはじめとする全身疾患の発症を予防して全身の健康を維持させることにつながります
 
 
追記 アルツハイマー型認知症の新薬(レカネマブ)は早期アルツハイマー病患者を対象にした第3相の臨床試験で、症状の悪化抑制を示したとのニュースがありました
 
日本での承認がされ、アルツハイマー認知症の治療に期待できます
 
久野歯科医院
院長 久野昌士 
 
 

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