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常滑の矯正歯科 久野歯科医院 ≫ 院長Blog ≫ 2019年2月アーカイブ

2019年2月アーカイブ

常滑の歯科、矯正歯科 久野歯科医院です

了解を頂きました主に常滑市のご在住の患者様の矯正歯科の治療経過をとおして処置方針、治療期間、治療費用などをお知らせいたします。

どのように治療がすすんでいくのか治療経過の写真を提示して説明してまいります

叢生の治療例の報告(常滑市在住K.T様)その1 非抜歯症例

患者様の概要

松野茜術前正面.JPG

患者様は常滑市住吉町在住の25歳 女性 K.T様です  

K.T様は上顎の前歯のガタガタが気になるということで矯正歯科相談に来院されました。

無料相談にてお口の中を拝見し、簡単な感想をお話して、K.T様の主訴、ご希望をお聞きしてご質問にお答えしました。

抜歯の必要性についてもお話ししました。

その後、抜歯の必要性、抜歯の有無を含めて診断を行うために口腔内写真の撮影、顔面写真(正貌・側貌)の撮影、レントゲン撮影、研究用の模型の採得を行いました。

むし歯、歯周病の基本検査ではむし歯はなく、歯肉の炎症や検査による出血もなく歯周組織も健康でした。

処置方針について

診断の結果、現在の右側の臼歯関係はClass1、犬歯関係はClass2、左側の臼歯関係はClass1、犬歯関係はClass1でした。

上下顎前突の傾向がありますが、現在の横顔は悪くありません。

抜歯か非抜歯か境界線上の症例ですが、患者様の主訴は叢生で非抜歯での矯正歯科治療を望んでおられたので非抜歯での本格矯正歯科治療

を処置方針としました。

レントゲン写真のパノラマ画像にて下顎の第3大臼歯(親知らず)が横になって埋まっているので親知らずの抜歯のタイミングは治療の途中になるか動的治療完了後になるか治療を開始してなるべく早いうちに判断しようと思います。

当院での標準的なメタルスロットの透明なプラスティックブラケットを使用する予定です

松野茜術前.jpg

常滑の歯科、矯正歯科  久野歯科医院です

皆様に役に立つ歯科の情報をわかりやすくお知らせします

正中離開の治療・その4

マウスピース矯正のアソアライナーによる歯の隙間の閉鎖、治療を報告します

治療開始前の患者様の概要

たまみ術前正面.JPG

患者様は28歳女性です

歯の隙間が気になるので矯正歯科治療で歯ならびを治すことを希望されました

歯周病とむし歯の基本検査を行いましたが軽い歯肉炎がある程度でむし歯の方はありません。

ご出産して日が近いことから歯肉炎の方も問題なく改善傾向がありました

矯正歯科治療を希望されたので写真撮影(口腔内、正貌、側貌)レントゲン撮影、研究用模型の採得、問診などを行い診断しました。

臼歯関係がClass3傾向にあり隙間を閉じると反対咬合になってしまう可能性があること。

・臼歯関係を改善するためにはアライナーを使用しても顎間ゴムが必要になること。

・ブラケットとワイヤーを使用する本格矯正の可能性が残されていること。その場合も顎間ゴムは必要になること。

などを説明しました。

処置方針

とても熱心に質問してくださり、十分な相談から現実的で経済的なアソアライナーによるマウスピース矯正で治療することになりました。

その治療結果によって接着技法を併用することもお話ししました。

中切歯の隙間を閉じるだけで一見簡単そうに見えますが臼歯関係や全体のかみ合わせを細かく見ていくと全体像が見えてきます

隙間を一時的に閉じても後戻りないように十分検討する必要がでてきます。

治療後

たまみ術後正面.JPG

患者様はアソアライナーの使用法をしっかりと守ってくださり、治療期間もほぼ予定通りで矯正歯科治療を終えることができました。

中切歯の隙間を閉じるだけでなく、上顎左側のわきの前歯(側切歯)も少し出して歯列弓を整えました。

動的治療後動的治療後、最後に使用したアライナーを保定に使用し後戻りを防止します。

動的治療期間 6か月

治療費用24万円

 

 

常滑にて満足度の高い矯正歯科治療を行っている久野歯科医院の院長です。
矯正歯科に関する最新情報から、患者さんがご自宅で口腔ケアを行う際のお役に立つような歯科情報までお届けしています。

今回は矯正歯科治療時の盲点となる「矯正前にむし歯があった場合の対応とむし歯予防のPOINT」について掲載をします。

dental care image20210906.jpg

「すぐにでも矯正治療を始めたいです!」とご要望いただき、現在の口腔内を確認した所、むし歯が見つかるケースは意外とよくあります。
その場合、矯正治療を開始する前に先にむし歯の治療を行う必要があります。ごく初期のむし歯の場合、経過観察としながら矯正治療を進める場合もありますが、基本的にはまずはむし歯を治すのが先となります。


以前から歯並びを綺麗に整えようと矯正治療を検討し、やっとの想いで医院を訪れ治療を進めようとした時にすぐ開始できないのは、やはりガッカリします。「今あるむし歯の治療を先にする必要があります」とお伝えをした際に、とても残念そうな患者さんの反応を目にします。

そのため、このような矯正歯科治療前のハードルとならないよう、普段からできるむし歯予防のポイントについて詳しくお伝えします。


■記事の再執筆日:2021年9月6日(月)18:30

 

適切な矯正歯科治療のためにも、むし歯予防対策を行いましょう

むし歯を予防するオーラルセルフケア

むし歯の原因は「むし歯菌であること」を以前に院長ブログにてお伝えをしました。
そして、
むし歯菌は糖質をエサにして酸を作り出し歯を溶かします。

 

むし歯菌、むし歯菌のエサとなる糖分、各個人の口腔内環境」の3条件が揃うと、むし歯を招くことになります。
各個人のお口の中の環境には、歯ならびや唾液の量、歯の質などもあります。

 

この3条件それぞれへ対策を行えば、むし歯予防が可能となります。そのため、

むし歯を効果的に予防するための以下3つのポイントを意識し、オーラルセルフケアを適切に行いましょう。
普段から適切なオーラルケアができていることで、「いざ矯正治療を開始したい!」といった時にすぐに進めることができます。


 

ポイント1:ブラッシングで歯垢をシッカリと取り除く

歯ブラシ1.jpg

歯垢をしっかり取り除くことで、むし歯菌の数を減らします。まずはこれが基本的且つ非常に効果的です。

ブラッシングは正しい知識を学び正しい方法で、適切な良い道具を使い行わなければなりません。
 


【正しい歯ブラシの持ち方】

正確に毛先を歯の表面に当てるために、柄の部分を鉛筆を持つようにして持ちます(これをペングリップといいます)

 

【正しい歯ブラシの選び方】

ちゃんと新しいものを使用します。歯ブラシの交換はブラシヘッドから毛先が拡がって見えてきたら、すでに交換時期は過ぎています。

使用方法にもよりますが、使い始めてから1~2か月ほどで交換をすると良いでしょう。
 

新しいものと交換時には、古い歯ブラシでは失われたブラッシング効果・ブラッシング効率を実感できます。

常滑の矯正歯科専門 久野歯科医院では、歯ブラシはオーラルケアのタフトシリーズを薦めています。

品質がとても良く、グリップも持ちやすく、毛の硬さも豊富です。

 

価格は110円(税込)と安く経済的で、色が多く家族が多くても間違えにくく、気軽に交換をできます。
毛の硬さはミディアムソフトが良いでしょう。

 

歯肉が腫れて痛む場合や手術の後には、エキストラソフトやスーパーソフトが適しています。
しかし、日常で使用する場合はある程度の硬さ(コシ)がないと、バイオフィルムを効果的に取り去ることができません。

また、健康の維持のためにはやや硬めのミディアムが歯肉のマッサージ効果も期待できてお薦めです。



【歯ブラシの正しい当て方】

2種類の方法にてブラッシングを行います。

歯と歯の間は、頬側は歯の表面に毛先を直角に当てて振動させるように細かく動かします。


舌側は、舌があるので歯の表面へ45度の角度で毛先を当ててブラッシングします(スクラブ法)

歯と歯ぐきの間は、毛先を歯周ポケットに向け45度の角度で毛先を当てて細かく動かします(バス法)


そして、咬み合わせの部分は毛先を咬み合わせの部分へ当てて、やや強めに溝の部分をブラッシングします。

 

【ブラッシング時の注意事項とコツ】

時間を決めて、10分ぐらい磨くと良いでしょう。

・10分のブラッシングは長いと感じるでしょう。ブラッシングの最初は歯磨き剤を使用しないか少量にとどめ、ブラッシングの仕上げに歯磨き剤を使用すると良いでしょう。

・お風呂などに歯ブラシをおき、入浴中に歯ブラシをするなど工夫をしてブラッシングの時間をつくりましょう。

・テレビ、新聞、週刊誌などを見ながら歯ブラシをするなど「ながら磨き」もオススメです。

・肘を机の上におき、腕が疲れないように工夫をしましょう。

・毎食後、お茶などを飲みお口の中の酸性度を中和してから3回磨ければ理想的です。

・時間が取れないときは、夜寝る前に必ずしっかりと丁寧に磨きましょう。
 

「朝起きたらすぐに歯を磨く習慣」を身に着ければ、全身の健康のために非常に有効です。

 

歯磨き女性2.jpg


 

ポイント2:フッ化物(フッ素)を効果的に利用しましょう!

フッ化物(フッ素)には、歯を構成するカルシウムやミネラルなどが溶けだす「脱灰」を抑え、溶けだした成分を再び歯に取り込む「再石灰化」を促進する働きがあります。
 

身近なところではお茶にもフッ素は入っています。歯磨き剤はできるだけフッ化物の入ったものを利用しましょう。
最近では、高濃度のフッ化物含有の歯磨き剤も登場していますので、見つけた時に予め買っておきましょう。


 

ポイント3:ダラダラ食いをしない規則正しい生活をする

冒頭でもお伝えしましたが、糖分はむし歯菌のエサになります。食べたらこまめに歯磨きをして、お口の中の食べかすを取り除きましょう。

ダラダラと長時間食べていると、お口の中の酸性度が唾液により中和できず、歯が溶けやすい状態が長時間続いてしまうので避けましょう。


 

常滑で矯正治療前の虫歯治療を行うなら、一度ご相談下さい 

当院では適切な矯正歯科治療を行うため、矯正治療前のむし歯治療やむし歯予防に関するアドバイスを行っています。
また矯正前にはむし歯が無くても、治療最中にご来院いただい際にむし歯が見つかることもあります。

そのような場合も基本期には先にむし歯治療を完了させます。矯正治療前や治療中にむし歯にならないよう、本日ご紹介しました「むし歯を予防するPOINT」をおさえ、日々の口腔内ケアを是非行っていただきたいと思います。


dental support imeage202109.jpg


もちろん、むし歯以外にも歯周病や親知らず等、様々な症状があります。

当院では専門的な矯正歯科治療によって美しく機能的な歯並びつくるだけでなく、患者様が長期的に快適な食生活を送ることができますよう口腔内ケアや歯科治療に関するトータルアドバイスに力を入れています。

短期的な治療によって、一旦問題無く快適な食事をできるようになったとしても、数年後に何らかのトラブルやマイナスがあっては意味がないと考えます。
そのため当院では、長く快適な食生活を送ることができるといった点へ注力しております。

 

【本記事の執筆者について】 常滑の矯正歯科専門 久野歯科医院 院長 久野昌士
 
kuno dental doctor profile.jpg

≪院長の略歴≫
昭和57年:東京歯科大学を卒業する。
昭和57年~61年:東京歯科大学補綴第二講座に在籍
昭和62年~平成1年:愛知学院歯学部口腔外科第二講座研究生
 
・名古屋YDCAスタディグループ
コンプリートデンチャー研究会に在籍をしながら、
名古屋顎矯正研究会に参加し、現在に至る。

 
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常滑の歯科・矯正歯科  久野歯科医院です

了解の得られました患者様の治療の経過を報告していきます

どのように矯正歯科治療がすすんでいくのか主にお口の中の写真を提示して解説していきます

八重歯と叢生の治療例の報告(常滑市あすか台在住T.M様)その1 抜歯症例

患者様の概要

患者様は常滑市あすか台在住の27歳の女性T.M様です

T.M様は当初、顎関節の違和感と歯ぎしりが気になり来院されました

お話を伺っておりますと歯ならびが咬み合わせや歯ぎしり、顎関節の違和感に影響していないか心配されており、矯正歯科治療を希望されました。

むし歯と歯周病の基本検査を行い、むし歯はなく、歯周病もなくお口の中の環境は良好でした

口腔内写真、正貌・側貌の顔面写真、レントゲン撮影を行い研究用の模型を採得して試料採取を行い、診断の後、矯正歯科治療を開始することになりましたました。

歯ぎしりなどのブラキシズム、顎関節症と歯ならびの関連性について必ずしも高いわけではないと当院では考えています。

しかし顎関節症状のある場合に矯正歯科治療中は軽減することも経験します。

T.M様は治療を開始するころには顎関節の痛みはなくなっておりました。

患者様の不正咬合について

後藤朋美術前正面.JPG

お口の不正咬合の状態は上顎の両側の側切歯(わきの前歯)が反対咬合になっており、わきの歯の外側の上の方に犬歯がはえてきています。

犬歯低位唇側転位といい、いわゆる「八重歯」です。

下顎は中等度の叢生で乱杭歯の状態です。

現在の臼歯関係はClass1で犬歯関係もClass1です

処置方針について

上顎の八重歯,下顎の叢生を治すスペースが不足しているため上下顎の第1小臼歯、4歯抜歯して本格矯正を行うことにしました

使用するブラケットは当院の矯正歯科治療で標準的に使用するデンツプライシロナ社製のシルバースロットのクリアブラケットを使用する予定です

後藤朋美術前.jpg

 

 

 

 

常滑の歯科、矯正歯科  久野歯科医院です

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正中離開の治療・その3

コンポジットレジンでの接着技法による歯の隙間の閉鎖、治療を報告します

治療開始前の患者様の概要

レジン修復術前.JPG

患者様は22歳女性上顎中切歯の間が気になっていて何とか治せないか、矯正歯科治療の相談で来院されました。

むし歯、歯周病の基本検査を行いました。

口腔内写真、レントゲン写真の撮影、研究用模型の型どりをして診断に必要な資料の採取を行います。

レントゲン写真では埋伏歯の正中過剰歯の有無も確認します

過剰歯はなく、むし歯も確認できませんでした

歯周病の疑いはなく、健康な歯肉をしています。

診断の結果、骨格的には問題なく歯のみの問題で犬歯関係、臼歯関係ともClass1の緊密な咬合をしておりました。

条件からの治療法の選択

矯正歯科治療でこの隙間を閉じようとすると緊密な咬合が災いして本格矯正に近い装置を装着し治療を行なわなければなりません。

マウスピース型の矯正装置のアライナーによる治療でも同じことが考えられました。

患者様のお口の中の環境や状態を考慮して治療法の検討の結果、わずかな歯と歯の隙間を閉じるのに規模の大きな矯正装置を使用することや治療期間のことも考えて矯正歯科治療は行わず、接着技法を使って歯の色に近いプラスティック(レジン)で形を整えて治療することにしました。

歯科における接着の技術の進歩は目覚ましく、レジンというプラスティックと歯は非常に強く接着します。

可視光線(光)をあてて硬く固めるので操作時間が自由にできて、流れの良いものから粘りのあるものまで用途に合った使い方ができます。

接着技法が進歩したことにより必要以上に大きく予防的に拡大処置をする必要がなくなり歯を削る量がとても少なくなりました。

治療の開始と経過

上顎左右両方の中切歯の真ん中の部分になだらかに移行的に流動性の中ぐらいのレジンで隙間を埋めていきます。

両側の中切歯のバランスを崩さないように歯と歯ぐきの間にステップをつくらないようにうめていきます。

中切歯と中切歯の間の接触面もなるべく広くとります。

そうすることで歯と歯の間の歯間乳頭が歯と歯ぐきの隙間を埋めてくれます。

咬み合わせが緊密であるので咬み合わせの調整、チェックも十分行います。

治療後

レジン修復術後.JPG

コンポジットレジンで隙間を目立たないように修復することができました。

この方法は治療期間も短く歯を削ることもなく行えるのですが治した部位のレジンの脱落とレジン部に変色が心配されるので耐久性の面では多少の課題があります。

 

 

 

 

常滑の歯医者 久野歯科医院です

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歯周病の予防の基本はお口に中を清潔に保つことが大切です

歯周病の直接的な原因はバイオフィルム(歯垢)です。

バイオフィルムとは細菌が集まってできたヌルヌル、ネバネバの塊で、唾液のカルシウム分と結合したものが歯石です。

バイオフィルムは舌の舌苔、咽頭粘膜にも付着しています。

バイオフィルムは消毒薬や抗菌薬などのお薬が効きにくいため、歯ブラシなどで機械的にはがさないと取り除くことができません。

歯周病の予防の基本はオーラルセルフケアによる歯垢の除去とかかりつけ歯下院での定期的な検査と歯垢、歯石の除去などのオーラルプロフェッショナルケアです。

オーラルケア1.jpg

オーラルセルフケアは3ステップで行います

ステップ1 歯磨き

歯と歯ぐきの境目に歯ブラシの毛先を当て小刻みに動かします。

磨きにくいところや歯ならびの悪いところは小さなワンタフトブラシを使用します。

細菌は唾液の分泌に減る就寝中に増えるので寝る前の歯磨きを丁寧に行いましょう。

ステップ2 歯間部の清掃

歯と歯の間はや歯間ブラシを使用して清掃します。隙間の狭いところではデンタルフロス、隙間の広いところでは歯間ブラシ、デンタルテープが適しています。

ステップ3 洗口 (ブクブクうがい)

10~20ccの洗口液(マウスウオッシュ)をお口に含んでお口の隅々までいきわたらせるように30秒間ブクブクとすすぎます。

細菌は唾液の分泌の減る就寝中に増えるので寝る前のマウスウオッシュは効果的です

 

歯磨き女性1.jpg
かかりつけの歯科医院で定期的にオーラルプロフェッショナルケアを受けましょう

かかりつけの歯科医院で定期的にお口の検査を受け、オーラルセルフケアでは足らない部分を補います。

歯科医院で行うオーラルプロフェッショナルケアは専用の器械で歯石や着色した沈着物を取り除いた後、フッ化物の添加されたペーストで歯面を滑らかにして、バイオフィルムを徹底的に取り除きバイオフィルムを歯面につきにくくしたりします。

歯科治療1.jpg

セルフケアとプロフェッショナルケアは車の両輪にたとえることができます

毎日のセルフケアは歯磨き、歯間部の清掃、洗口を行い、よく咬む習慣を口腔機能の維持を図ります。

タバコは吸わないことも大切です。

歯科医院でのプロフェッショナルケアでは歯周病の基本検査をはじめとする検査を行い、定期的にお口に中をチェックします。

その後に、歯石の除去とPMTC(プロフェッショナル・メカニカル・ツースクリーニング)を行います。

セルフケアができているかをチェックしてお口の中の説明や今後のセルフケアで気を付けることなどをお話しします。

プロフェッショナルケアで歯周病になりにくい環境を整えて、毎日のセルフケアでお口の中の健康を維持していくことが大切です。

どちらが欠けてもうまくいきません

 

常滑市で質の高い矯正歯科治療を行っております久野歯科医院 院長です。
これから矯正治療を考えている方や矯正治療中の方に役立つ歯科情報をお届けします。

今回は先日参加した「名古屋顎矯正研究会」へ出席した際の様子や学びについて、掲載いたします。私は専門の矯正歯科医として、より治療効果が高く、患者さんのお身体に負担の少ない治療知識と技術面を向上させるべく、定期的に勉強会や研究会等へ参加をしております。

■記事の再執筆日:2021年10月13日(水)12:00

dental image 2021 kuno.jpg
 

「名古屋顎矯正研究会」とはどういったものか?

名古屋顎矯正研究会は、今より30年ほど前から本格矯正について学びたい愛知県近辺の歯科医を対象に発足されました。

本会に参加している歯科医師の中には、臨床経験豊富な一般開業医、補綴(入れ歯、被せ物)の認定医、接着・審美技法の認定医、小児歯科の認定医、指導医などがおり、矯正歯科の歯科医のドクター以外も様々参加されています。
 

今回の研究会の講師は、東京歯科大学を卒業後 矯正科の大学院研究科を経て、現在も東京歯科大学の非常勤講師をされています。認定医・指導医で、ご自身も東京歯科大学千葉校舎の近くにオフィスを構えていらっしゃるK先生をお招きしました。

セミナールーム.jpg


 

名古屋顎矯正研究会の主な活動内容

当初は頭部X線規格写真のトレース、セファロ分析による診断等が行われました。

「タイポドントという不正咬合の再現されたワックス」でできた歯ぐきに対し、金属製ブラケットの付いた歯が植立してある模型が付けられた「咬合器」へワイヤーを屈曲した実習がメインでした。

そちらに加え、K先生が実際に矯正治療をされている患者様を題材に講義が行われました。
 

その後、次第に自分達のクリニックの症例を元に、お互い話し合うようになり、K先生のコメントをいただきながら、現在の研究会のスタイルが出来上がりました。持ち回りで会員のケースプレゼンテーションが始まり、それに対する会員からの質問・K先生からの講評があります。
さらにK先生の矯正治療に関するレクチャーと続きます。
 

セミナー資料2.jpg

 

今回の矯正治療に関するレクチャーについて

今回行われたK先生のレクチャーは豊富な患者様の症例の中から、成人女性の開咬を伴う上顎前突と長期に及ぶ経過観察」「成長発育期の女子からの下顎前突の治療とその後の長期フォローアップ」の2症例について、共に口腔筋機能療法(MFT)の必要性を交えながらの内容でした。

歯科全般と同じように、矯正歯科治療は矯正治療によって得られた歯並びや、咬み合わせをその時点でもっとも適正な状態へ維持安定させるために保定・定期健診・経過観察と、長期的に患者様にお付き合いしていただくことになります。
 

K先生のお示しいただいた長期フォローアップ症例は、動的な矯正歯科治療後に起こりうる数々の事柄を私たちに教えてくれました。
その後は、会員の現在の矯正歯科治療に対する悩みなどにもお答えいただきました。

勉強会.jpg


 

矯正治療の技術を高める「継続は力なり」の重要性

「継続は力なり」は私の恩師の一人である、東京歯科大学名誉教授の腰原好先生が研究室院への贈った言葉です。
腰原先生は私が学生の時、運動部の部長も長くしていただき、当時の現役部員にも「継続は力なり」のお言葉をかけていただきました。
 

長く矯正歯科治療に携わることの大切さ、難しさをあらためて認識する今回の研究会への参加となりました。


 

豊富な知識と技術で行う矯正歯科治療なら、常滑の久野歯科医院へ 

本日ご紹介をしたように私は専門の矯正歯科医として、自身の知識そして技術をより向上させるため、様々な勉強会や研究会等へ足を運び学んでいます。
そして、そこから得られた経験・知識を患者様への実際の矯正歯科治療へ役立てています。

kuno dental waiting room2021.jpg

このような豊富な知識・経験に基づく、より効果的で質の高い矯正治療をご希望でしたら、是非ご相談をいただければと思います。
また、現在他院で矯正歯科治療を進めているものの、不安がある、治療内容に疑問がある場合はセカンドオピニオンとして、患者様の不安を解消するお手伝いも行っております。

そのため、当院には近隣の常滑だけでなく、名古屋市やその他の遠方地域からも多くの患者様へお越しいただいております。
今後もお一人ひとりの患者様へご納得いただける矯正治療に努めてまります。
 

【本記事の執筆者について】 矯正歯科専門 久野歯科医院 院長 久野昌士
 
kuno dental doctor profile.jpg

≪院長の略歴≫
昭和57年:東京歯科大学を卒業する。
昭和57年~61年:東京歯科大学補綴第二講座に在籍
昭和62年~平成1年:愛知学院歯学部口腔外科第二講座研究生
 
・名古屋YDCAスタディグループ
コンプリートデンチャー研究会に在籍をしながら、
名古屋顎矯正研究会に参加し、現在に至る。

 
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正中離開の治療・その2

歯周病治療と床型矯正装置を使用して歯の隙間の閉鎖、治療を報告します

歯周病を伴った部分矯正歯科治療の例

治療開始前

加藤術前上.JPG

患者様は67歳女性です

長年の歯周病により下顎の前歯が上の前歯を突き上げるようにあたり、その結果前歯の隙間が目立ってきました。

歯周病の治療を先に行い、その反応を見ながら部分矯正治療を計画します。

歯周病の基本検査で真性の歯周ポケットの存在を確認しました。

歯周ポケットの深さを測り、歯がどの方向に動くかを確認し(動揺度)、歯周ポケットからの出血、出血程度を検査しました。

歯と歯ぐきの間には歯垢(プラーク)が付着し、左上の中切歯からは出血と排膿がみられます。

歯と歯ぐきの間は帯状に赤くなっていて歯間乳頭も腫れています。

さらに下顎の前歯は歯垢(プラーク)が多量に付着し、腫れと出血がひどくグラグラと動揺する部位もありました。

治療の開始と経過

口腔内の写真撮影を行い、現在の歯ぐきの状態を説明して、このまま放置すれば近い将来歯を抜くことになるであろうことを説明し、モチベーションを行いました。

歯科医院での歯周ポケットの中のプラークコントロールと歯周ポケットの中の洗浄を繰り返し、プロフェッショナルケアを継続的に行いました。

その結果、比較的良好な歯肉の反応が認められました。

長年の習慣、年齢、現在の口腔清掃状態などを考慮に入れて、いつでも矯正歯科治療を中断し歯周病治療に重点が置けるようにブラケットとワイヤーによる固定式の治療用装置は使用せず、前歯の部分矯正には取り外しのできる床矯正装置の一つで、主に保定に使用される「ホーレーリテーナー」を使用しました。

治療後

加藤術後上.JPG

歯周基本治療が功を奏し、上下前歯部の歯肉の赤み、腫れはひきました。歯周組織が改善され良好な状態で歯と歯の隙間を閉じることができました

この状態を長くたも保つためには毎日のホームセルフケアと定期的な歯科医院でのプロフェッショナルケアが必要です

歯周病はケアを怠ると元の状態になりやすく歯周組織が弱り、歯が病的に移動して隙間が再びできてしまいます

常滑の歯医者 久野歯科医院です

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むし歯を放置すると・・・

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歯を失う大きな原因はむし歯と歯周病です

むし歯は、むし歯菌が歯を溶かした結果、大きな欠損を生じさせます。

神経(歯髄)にまでむし歯が進行すれば神経をとって、歯の根の治療をしなければなりません。

歯の根の治療が完了したとしても歯の根の治療が完了した歯はみずみずしさを失い、枯れ枝のように硬く、もろい歯になってしまいます。

歯科にも再生療法が可能な時代になってきましたが・・・

人体に存在するいわゆる硬組織といわれるものは歯と骨です。

骨は再生が可能です

歯を支えている歯周組織の一つである歯槽骨も再生医療の進歩により環境・条件が整えば薬剤を利用して手術を行えば再生することが可能となってきました。

基礎的な研究、ツースバンク、歯髄細胞の保存などの研究は進んでおりますが、現在のところ歯は決して元通りに再生することはないのです。

むし歯を経験すれば、そのむし歯を治しても、むし歯の傷跡が残ることになります。

むし歯を放置したり治療を途中でやめると・・・

常滑の歯科、矯正歯科の久野歯科医院には痛みの無い歯科治療を望まれて来院される患者様が多くいらっしゃいます。

その中でも多くの患者様は現在痛みを抱えています。

多くの方のお口の中を拝見いたしますと、ほとんどの歯にむし歯の経験のある歯を持たれています。

中には痛みが止まれば、治療の途中で中断される方もいらっしゃいます。

歯周病で何度も歯ぐきの炎症を繰り返したり、むし歯が原因で歯の根から炎症が拡がってもそのまま放置しておきますと怖い病気で命にかかわる場合もあります。

命にかかわる怖い髄膜炎

お口や顔の炎症を放置して起きる病気に「髄膜炎」があります

髄膜炎とは細菌やウイルスが脳に入り込んで脳を包んでいる髄膜に感染して起こる病気です。

髄膜炎の中で細菌によって起こるものを「細菌性髄膜炎」といっています。

むし歯や歯周病、副鼻腔炎などのお口や顔の炎症をほおっておいたために細菌が血液の流れに乗って脳に入り込み髄膜炎を起こすこともあります。

髄膜炎になると激しい頭痛や発熱、嘔吐、意識の混濁が見られます。

細菌性髄膜炎は経過が急激で治療しない場合には50~90%の死亡率で予後が悪く、治療しても10%は死亡する命にかかわる病気です。

治療するためには細菌を殺すために抗菌薬(抗生剤)を使用しますが脳には異物を通さない働きがあり、薬も脳に届くのはわずかとなるため大量に長い時間、薬を使用しなければなりません。

入院治療は1か月に及ぶこともあり、原因となった歯はもちろん抜いてしまいます。

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途中で治療をやめてしまった患者様、むし歯を放置されている方へ

現在歯科の治療では衝撃や圧迫感はあるものの炎症がとても強い場合や腫れがひどい場合など特別な事態を除けば、ほとんど痛みを感ぜずに治療できます。

痛ければ大人も子供も我慢できません。

一時的な痛みを止めるために歯科医院を利用するのではなくしっかり治療を続けて、治療することで命にかかわる大病から逃れることもできるのです。

 

常滑の歯科、矯正歯科の久野歯科医院です

皆様に役に立つ歯科の情報をわかりやすくお知らせします

正中離開の治療・その1

正中離開とは

歯と歯の間に隙間のある「すきっ歯」空隙歯列の中で特に上顎の中切歯の間に隙間のある状態を正中離開といいます

正中離開の原因は数多くあります

治療するにはその原因を見極めて原因を取り除くことが大切です

原因を取り除いた後に空隙(隙間)を閉じる治療を開始します

歯周病が原因の場合

歯周病で歯が動いて隙間ができている場合には歯肉の炎症を抑え、炎症を軽減させることで歯と歯の隙間を閉じることが可能です。

治療例

治療開始前

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患者様は45歳女性です

上下の前歯の部分、歯と歯の間の歯肉の部分の歯間乳頭部が歯肉炎のため赤く腫れています

一般的な歯周ポケット、出血、歯の動き(動揺度)の基本検査を行いました。

写真撮影をして現在のお口の中の状況を、鏡を使って説明して歯ぐきが赤く腫れていること、歯肉炎の原因は歯垢(プラーク)でブラッシングで改善することなどを説明してモチベーションを行いました。

患者様には正しいブラッシングの方法を学んでいただきセルフケアを実践してもらいました。

診療室では仮性ポケット内のプラークコントロール、スケーリング、ツースクリーニングなどのプロフェッショナルケアを行います。

治療後

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初診より2か月、週に1度の来院8回ほどで歯と歯の隙間はなくなりました。

歯周病の基本治療のみで正中離開は改善されました。

歯周病の基本治療の効果は確実に表れていて、歯間乳頭の赤みと腫れは消退傾向ですが、下顎前歯のプラークコントロールが不十分で全体の歯垢(プラーク)の付着状態などに改善の余地がまだまだあります。

ケアを怠ると元の状態に戻ってしまいます。

ケアを続けることが大切です。

歯周病の基本治療を継続して行っていきます

常滑の歯科、矯正歯科 久野歯科医院です

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空隙歯列(すきっ歯)について

空隙歯列とは

空隙歯列とは歯と歯の間に隙間の空いていることを言い、上顎の正中離開に代表される不正咬合のひとつです。

「すきっ歯」と呼ばれ「出っ歯」とおなじくらいの罹患率があります

「すきっ歯」はヨーロッパのフランスでは福を呼び込むといわれ、オーストラリアでは裕福な象徴、アメリカではセクシーであるといわれてよい歯ならびと言われていることもあるようです。

なるほど、多くのファッション界のスーパーモデルでは中切歯をすかせています

スーパーモデルのように身長が高く、スタイルの良い容姿を持っている人の特別な意識かもしれません。

中切歯がすいていることは日本のティーンの「八重歯」がかわいいといわれているのに通じるところがあるのかもしれません。

しかし中国では「八重歯」のことを鬼の歯とかトラの牙といわれていて、それと同じように「すきっ歯」は福が逃げるといわれ八重歯と同様に悪い歯ならびと言われているようです。

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大切なのは原因の発見と除去

「すきっ歯」の原因の発見とその原因を取り除くことが重要です。

歯のサイズとあごの大きさのアンバランスや歯が小さい矮小歯、生まれつき歯の数が少ない場合、生えてくるはずの歯が埋まってしまっている、お口の粘膜の異常などの原因が考えられます

むし歯や歯周病で歯周組織が弱ってきたり、奥歯を失って下の前歯が上の前歯を突き上げることによって隙間が生じさらにその隙間が大きくなっていく場合もございます。

その他、口呼吸や舌を前に出す癖などの悪習癖の除去が大切になってきます

悪習癖がありますと後戻りの大きな原因になります

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空隙歯列、すきっ歯の治療法

歯に隙間があると外観ばかりでなく息が漏れ、発音が不明瞭になる。

食べかすが残りやすいなどの障害を招きます。

隙間の大きさ、治療費用、治療時間、患者様のご希望などを考慮して、コンポジットレジン(歯科用のプラスティック)による接着技法、審美歯科のラミネートべニアの応用、矯正歯科治療などの治療方法を選択します。

矯正歯科治療では床型矯正装置からワイヤーとブラケットを使用しての部分矯正、アソアライナー(マウスピース矯正)が適用されます。

マウスピ-ス矯正(アソアライナー)は空隙の閉鎖に良く用いられますがかみ合わせの問題があると簡単にいかない場合も多く、確かな診断が必要になります。

 

 

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歯の痛みはとても不愉快で嫌なものです

歯が痛くなるのは、むし歯や歯周病だけではなく他にも原因のあることがあります

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歯にひび(亀裂)が入っている

歯が痛む原因は大部分がむし歯になっているか歯周病です。

その他に局所的な原因で歯が痛むのはひび(亀裂)が入っていて、ひびがエナメル質から象牙質に及び、感染が歯髄に到達すると歯髄炎を起こし痛みが発現します。

神経のある歯(生活歯)では珍しいことですが、痛いという症状があっても最初は、なかなか見つけにくいことが多く歯根にひびが進行すれば抜歯に可能性も出てきます。

神経のある歯は粘りがありみずみずしいのですが、何らかの強い衝撃が特定の歯に集中して歯にひびが入ると考えられます。

歯根の亀裂と破折の特徴

歯の根の亀裂、破折により痛みが生じる場合があります。

歯の根の処置が済んでおり、修復されている歯で、比較的鈍い痛みが持続的に続き、歯周病の検査に使用するプローブという道具が亀裂のある部分だけに深く入っていくのが特徴的です。

腫れて膿を持つことも少なくありません。

レントゲン診査で歯根が破折しているのが明らかな場合は周辺の骨も溶け出していて(骨吸収)、抜歯の可能性が非常に高くなります。

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強度の象牙質知覚過敏症

強度の象牙質知覚過敏症によっても持続的な歯の痛みが出ることがあります。

大きく歯ぐきが下がって歯の根の一部が露出していたり、歯ぐきに近い歯の部分が楔状になくなってしまったりすると、その部分に冷水、温水、甘味などの化学的刺激や外気温などが影響を及ぼし、痛みを発現させます。

刺激がなくなりしばらく安静にしていると収まっていきます。

知覚過敏による痛みを取り除くには刺激の遮断が有効ですが、楔状に欠損している場合は欠損部を修復することとともに異常な咬む力によるアブフラクションによって起こる場合も多くあるので慎重なかみ合わせの調整が必要になります。

 

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