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常滑の矯正歯科 久野歯科医院 ≫ 院長Blog ≫ 2019年1月アーカイブ

2019年1月アーカイブ

常滑の歯医者 久野歯科医院です

皆様に役に立つ歯科の情報をわかりやすくお知らせします

歯が痛む原因

歯が痛むのはむし歯によるものか、歯周病によるものか、どちらかが原因であることが大部分です。

歯自体が痛みを発しているか、歯の周りから痛みを発しているかどちらかの場合が多いです。

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むし歯が原因の痛みについて

むし歯の進行度と痛みの程度

う蝕症の第1度(C1)

むし歯がエナメル質内にとどまっている場合には痛みはありません

う蝕症の第2度(C2)

むし歯が象牙質内に進行するといろいろな刺激で一時的に痛みを感じるようになります。

冷たいものにしみる冷水痛やむし歯でできた穴(う窩)に物が詰まったり、挟まったりする刺激により痛みが発生します。

この時期を逃がさず歯科医院・歯医者に来院され、むし歯の治療をすれば、むし歯によるそれ以上の痛みを経験することはなく、いやな歯の痛みに悩まされることもなくなるでしょう。

う蝕症の第3度(C3) 歯髄炎

むし菌歯が象牙質から歯髄にまで侵入し急性炎症を引き起こすと激しい自発痛に襲われます。慢性炎症の形でむし歯が進行すれば熱いものにしみる温水痛や化学的な刺激の甘味痛などでも鈍く持続的な痛みが誘発されます。

痛み止めの効きも徐々に悪くなり効く時間も短くなっていきます

歯髄壊疽

炎症がさらに拡がって歯の根の部位にまで進行していくと自発痛は一時的になくなり、歯髄が壊疽の状態になります。

人によっては「歯の痛みが治った」と錯覚する人がいます

炎症が歯の中でとどまっていれば感染した歯髄を取り去れば痛みはほとんどなくなります。

根尖性歯周炎

一旦痛みがなくなっても適切な処置を受けず放置しておけば炎症が歯の根から歯周組織に拡がって歯ぐきが腫れて強い痛みが出てくる場合があります。

慢性的に経過すれば痛みの出ないこともありますが急性に転化すると激しい痛みと歯ぐきに腫れを生じます。

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歯周病が原因の痛みについて

歯周病が痛みに原因の場合は歯周ポケットからの細菌の感染で歯周組織に中等度以上の炎症のある場合が多く、歯ぐきは抵抗性をなくしてブヨブヨで自発痛のほかに咬むと痛かったりします(咬合痛)。

むし歯の痛みより鈍く持続的な痛みが特徴です。

慢性経過をたどっている歯周病で歯周ポケットから持続的に膿が出ているときは、さほど痛みはありませんが膿の出口が閉鎖されると急性炎症に転化して激しい痛みと歯肉に膿を持った腫れを生じさせます。

痛みの原因を見極めることが大切です

以前に行った歯の被せ物(修復物)が痛むときには、その痛みがむし歯からきているのか歯周病からきているのか、見極めが必要になることがあります。

歯周検査による歯周ポケットの深さ、歯周ポケットからの出血、排膿の有無、腫れの部位、レントゲン写真による診査、歯をたたいたり、動揺度をチェックして総合的に判断します

 

本当は歯が急に痛くなるということはなく、何かしらの理由でむし歯や歯周病を放置したため痛みが出現します。

気になるような違和感がありましたら、早め早めに歯科医院・歯医者への受診が歯の痛みの無い健康な日常生活を送る秘訣です

 

常滑の歯科・矯正歯科 久野歯科医院です

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大切な乳歯から永久歯への生え変わり

下顎第1大臼歯の生え変わりに始まり、第3大臼歯が生える過程には不正咬合を誘発する要素が含まれています。

乳歯から永久歯への生え変わる順序は、その時期を含めてとても大切なものとなっています

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望ましい歯の交換順序

望ましい乳歯から永久歯への交換順序は上顎で第一大臼歯→中切歯→側切歯→第1小臼歯→第2小臼歯→犬歯→第2大臼歯の順で、下顎では第1大臼歯→中切歯→側切歯→犬歯→第1小臼歯→第2小臼歯→第2大臼歯の順が望ましいとされています。

実際のところでは、上顎で第1大臼歯→中切歯→側切歯→第1小臼歯→第2小臼歯→犬歯→第2大臼歯の順と、第1大臼歯→中切歯→側切歯→第1小臼歯→第2小臼歯→第2大臼歯の順がほぼ半数で、下顎では第1大臼歯→中切歯→側切歯→犬歯→第1小臼歯→第2小臼歯→第2大臼歯の順と第1大臼歯→中切歯→側切歯→第1小臼歯→犬歯→第2小臼歯→第2大臼歯の順が全体の40%以上となっています。

同じ部位の上顎の歯と下顎の歯では普通、下顎の歯が上顎の歯より先に生え変わりますが臼歯(奥歯)では必ずしもそうではありません。

不正咬合との関連について

不正咬合との関連については上顎第1大臼歯が下顎第1大臼歯より先に、また第2大臼歯が下顎より上顎が先に生えてくる型では上顎前突になりやすい傾向があります。

また反対咬合の者では上顎の生え変わりに時期が下顎の生え変わりの時期より遅延することが多いという報告があります。

第2大臼歯の生えてくる時期も大切です。第2大臼歯が犬歯、第2小臼歯より早く生えてくると歯列弓の長さが短くなってしまいます。

第2乳臼歯をむし歯で失ってしまうと、第2大臼歯が生えてくる来るときに第1大臼歯を前方へ傾斜、移動させて第二小臼歯の生えてくる場所がなくなってしまいます。

その結果、第2小臼歯は舌側か頬側に転位して生えてきてしまいます。

小臼歯が生える余地が少なく、舌側に傾いて生えている歯列弓を鞍状歯列弓といいます。

頬杖などの態癖があると歯列弓に大きく影響する場合が多くみられます。

乳歯列をむし歯から守り、健全に保つことでスムーズで円滑な乳歯から永久歯への交換が行われて健全な永久歯列が完成します

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常滑の歯医者 久野歯科医院です

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全身疾患と歯周病

歯周病と全身疾患の関係については久野歯科医院のコラムで以前からお知らせしてきましたが、全身的な疾患は歯周病の病状を悪化させたり、歯周病自体が全身疾患に影響を及ぼしたりしています。

歯周病は多くの全身の疾患と,とても関連があります。

ここでもう一度、代表的なものついて復習しておきましょう

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遺伝的疾患

遺伝子の異常に関連ある疾患に歯周病は関連しています。

ダウン症候群、パピヨンル・フェーブル症候群、チェディアック・ヒガシ症候群、などはお口の中の症状として発現して急速に進行します

環境的因子

喫煙

喫煙は歯周病の環境因子からみても、最大のリスクファクターです

喫煙は肺がんなどの多くの肺疾患に大きく悪影響を与えます。

喫煙者は非喫煙者に比べて2~8倍歯周病にかかりやすいと言われていて、お口の中の毛細血管に悪影響を及ぼし歯周病の治りを悪くします

ストレス

ストレスは歯周病の重篤度と相関しています。ストレスは人によって違い、ストレスを生むストレッサーは多様です。

ストレスが誘導する精神の緊張状態が歯周病のリスクを上昇させるといわれています。

交感神経により唾液の分泌が減少することも大きな原因でしょう

肥満

肥満の人は歯周病にかかりやすく、高脂血症やインスリン抵抗性などが関連していると考えられています。

歯周病菌のだす毒素で肥満がすすみ、その結果脂肪が増えて脂肪細胞から分泌されるアディポサイトカインが歯周病を悪化させ、悪循環を生みだします

加齢

年齢を重ねることによる肉体的変化はお口の中にも起こります。

免疫力の低下、唾液の分泌量の減少、歯槽骨量の減少、骨の硬化、歯肉の退縮、歯の咬耗・摩耗、歯質の変性など加齢による口腔内環境の変化が歯周病の進行に影響を与えます

全身疾患

糖尿病

歯周病になると分泌される炎症性サイトカインがインスリンの働きを妨げ、血糖値が上がるといわれています。

高血糖により血管が傷ついて末梢血管の循環が悪くなり歯周病が悪化します

糖尿病・肥満と歯周病は相互に危険因子となっています

心臓病

歯周病による動脈硬化が生じ心臓の血管を詰まらせて血栓をつくって、狭心症や心筋梗塞につながるとの報告が多く寄せられています。

細菌性心内膜炎に患者から歯周病菌が発見されていて心臓病と歯周病との関係が強く疑われています

呼吸器疾患

歯周病菌の含まれた唾液が気管を通過して肺に入ると誤嚥性肺炎のリスクが高まります。

高齢者は筋力の低下や飲み込む力が低下して誤嚥が起きやすくなります。

肺炎は日本人の死因の第3位です

認知症・脳血管疾患

歯周病による動脈硬化は循環器系だけでなく脳血管にも影響を与えます。

歯周病菌の作り出す炎症性のサイトカインが血栓を形成して脳血管型認知症の原因となりえます。

アルツハイマー型認知症との関連も示唆されています

リウマチ

手足の関節が腫れて痛みやこわばりを生じるリウマチは膠原病の代表的な疾患ですが歯周病と同様に炎症性サイトカインとの関係が示唆されていてリウマチ症状が歯周病治療により軽減することが報告されています。

悪性腫瘍(がん)

お口の中にできる悪性腫瘍(がん)はお口の中の清掃状態に左右される傾向があり、食道がんではがんに罹っている部位より特定の歯周病菌が検出された報告もあり、大腸がんでも因果関係が研究されています

ライフイベント(妊娠・出産、閉経後)に応じて注意が必要な疾患

早期低体重児出産

歯周病になると分泌される炎症物質が子宮の収縮を誘発し、早産や低体重児の出産につながる事があります。

妊娠中は女性ホルモンが多く分泌され歯周病や炎症が起きやすくなります

骨粗鬆症

歯周病の炎症物質は歯だけではなく全身の骨の代謝に悪影響が及び、骨粗鬆症が進行してしまいます。

骨粗鬆症では歯を支えている歯槽骨も、もろくなり歯周病が進行しやすくなります

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プラークリテンションファクターってなあに?

プラークリテンションファクターとはプラークコントロールを困難にしたり、プラークの停滞を促進する因子のことです。

プラークリテンションファクターには歯石、歯列不正、歯肉歯槽粘膜部の異常、不適合な修復物、歯の形態異常、食片圧入、口呼吸

口腔前庭の異常、歯頚部・根面う蝕)、歯周ポケットなどがあります。

歯石

歯垢(プラーク)が除去されずに古くなり石のように固くなった(石灰化)したものです。

歯石には2種類あり歯肉の上にある乳白色、帯黄色のものを唾石といい、歯肉の下、歯周ポケットの中などにあるものを血石といい、黒褐色をしています。

唾石は比較的簡単に取れますが血石は歯肉の下にあり根面に強く付いています。

歯周病で基本治療を行っていくと次第に歯肉がしまり、歯肉の下にあった血石が上に出てきて、よく見えるようになるので除去が簡単になることも多くあります。

歯石の表面は、凸凹していて本来滑らかな歯の表面より歯垢の形成が速やかに、しかも多量の歯垢が歯に沈着してきます。

歯列不正

歯ならびが悪いと歯ブラシが届かない部位ができてプラークコントロールが効果的にできません。

例えば八重歯だと前歯のわきの歯(側切歯)が中に入り歯ブラシだけでは清掃が不十分となります。凸凹の激しい叢生では歯と歯の間がうまく清掃できません。

出っ歯があると口を閉じることが不十分でお口の中が乾きがちで唾液の自浄作用が発揮されにくくなります。

歯肉歯槽粘膜の異常

付着歯肉の幅が少なくなったり、付着歯肉が喪失していると歯槽粘膜に可動部位が多くなりプラークコントロールが不十分になります

不適合な修復物

健康でむし歯になっていない歯には継ぎ目がありません。

むし歯を経験し、処置を施された歯には歯質と修復物の間に継ぎ目が存在します。

歯質と修復物の境目があっていないと段差が生じプラークがとどまり易くなり、歯石に変化していきます。

歯の形態異常

歯冠の形態異常には大きさの異常として円錐歯、矮小歯、巨大歯があり、形の異常として癒合歯があり、結節の異常では前歯の裏側(切歯結節)、小臼歯のかみ合わせの部位(中心結節)、上顎第1大臼歯の舌側(カラベリ結節)、歯内歯があり、歯根の形態異常には歯根の過剰と歯根の癒合があります。

食片圧入

食片が歯と歯の間に挟まって圧入されることです。

楔状にかむ方向から圧入される垂直性の食片圧入と、舌や頬の粘膜の作用で食片が圧入される水平性の食片圧入があります。

食片が取り除けないと歯肉を刺激して生体と細菌のバランスが壊れると大きく腫れることもしばしばみられます。

その結果、歯と歯の間の歯槽骨が大きく破壊されることもあります。

口呼吸

口呼吸は口腔習癖ののひとつであり、鼻疾患にも関係しています。

鼻呼吸のできない多くの子供たちがお口を「ポカーン」とあけています。

歯が前方に傾斜していると口を閉じることが難しく、唾液の分泌を抑制してお口の中を乾燥傾向にします。

お口の乾燥状態が促進されると口臭が発生し、歯周病が進行します。

口呼吸は歯科領域では歯周病ばかりでなくドライマウス、顎関節症、むし歯、歯列不正に関係しています

口腔前庭の異常

口腔前庭とは歯肉と歯槽粘膜と頬粘膜で構成されています。

口腔前庭には小帯と呼ばれる「すじ」様の部位があり、その小帯の位置異常が食片の流れを阻害したり、プラークの付着を助けたり、プラークコントロールの邪魔となったりします。

歯頚部・根面う蝕

加齢により生理的に歯肉の退縮が起これば、歯肉の付着も喪失が起こります。

その結果、歯根部が露出してプラークコントロールが不十分であると、歯根部はエナメル質で覆われている歯冠部とちがい象牙質で形成されているので、比較的簡単に慢性的なう蝕が発生します。

歯頚部はプラークの停留、付着しやすい部位です

歯周ポケット

歯周ポケットは大きなプラークリテンションファクターです

歯周ポケットの中は歯周病菌が繁殖しやすい環境にあって多量の有害な細菌の出す代謝物質(毒素)がポケットの上皮を通り歯肉の中に入り込みます

歯周ポケット内はセルフケアだけではプラークコントロールできません

 

歯周病はプラークリテンションファクターによって増悪し静かに進行していきます

歯周病はサイレントディズィーズと表現されています

歯周病についてはこちら

 

 

 

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歯列とは

歯は歯根膜という歯周組織を介して歯槽骨の中に植わっています

歯列とは乳歯で20本永久歯で32本が上顎と下顎に半数づつ並んで配列された状態のことを言います

歯列の成長発育の時期により乳歯の乳歯列、乳歯と永久歯の交換期の歯列の混合歯列、永久歯の永久歯列に分けられます

健全な乳歯列

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乳歯ができ始める時期

乳歯ができ始めるのは、胎生の4~6か月までに始まります

歯の根ができ始めるとそのあとに歯が生えてきます

乳歯の生えてくる順番

最初に下顎の乳中切歯が生後6~7か月で生え始め、次いで上顎乳中切歯、上顎乳側切歯、下顎乳側切歯、第1乳臼歯、乳犬歯、下顎第2乳臼歯、上顎第2乳臼歯の順で生えてきます。

乳中切歯と第2乳臼歯は上顎の歯は下顎の歯より1~4か月遅れて生えてきます

乳歯列の完成

乳歯列は2歳半までに完成し、食物をよく咬めるようになります。

3歳半までにはすべての乳歯の歯根が完成されて、この時期にはすでに永久第1大臼歯の歯冠が発育していて歯根ができはじめています

乳歯列の特徴

乳歯列弓には上下顎の前歯に生理的な隙間があります

成長するあごの大きさと乳歯の大きさ、歯の生えてくる位置などの関係によって隙間ができると思われます

よく診られるのが上顎では乳側切歯と乳犬歯の間で、下顎では乳犬歯と第1乳臼歯の間にあり、隙間のある部位が決まっていて「霊長空隙」と呼ばれています。

この霊長空隙に加えて、そのほかの生理的な空隙には成長に伴う「発育空隙」があります。

このような生理的な空隙があれば、まったく空隙の無い乳歯列も診られます。

乳歯列にみられる隙間は必ずあらわれるものではありません。

しかし隙間の存在が永久歯の前歯(まえば)だけではなく臼歯(おくば)のかみ合わせの成り立ちに影響を与えると考えられています。

空隙のある乳歯の咬み合わせは永久歯の咬み合わせの成り立ちに良い影響を与えるようです

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歯周炎とは

歯周炎は歯肉炎で歯肉にとどまっていた炎症がセメント質、歯根膜、歯槽骨などの歯を支える組織に拡がったものです。

歯肉炎が歯周炎に進行するためには歯垢(プラーク)が長く歯や歯ぐきに付着して、長く持続的に刺激が加わることが必要です。

歯石、歯列の不正、歯にあっていない詰め物など歯垢の除去を難しくしている因子や生活習慣が大きく関係しています。

歯周病は生活習慣病のひとつです

歯周病の進行する速度は比較的ゆっくり進み年単位で進行していきますが、そこに咬み合わせの異常や咬み合わせの力のコントロールができていないと歯槽骨などの歯周組織は急速に破壊されます。

さらに体の防御反応にも影響されます

歯周炎にも種類があるのですが、今回は1番一般的で多くの成人がかかっている慢性歯周炎についてお知らせします

歯周炎の特徴

歯肉炎から歯周炎に進行してセメント質、歯根膜、歯槽骨の歯周組織が破壊される

プラークでできる酵素や代謝産物の影響を受け生体防御機構のバランスが崩れて歯肉より深い位置にあるセメント質、歯根膜、歯槽骨に炎症が拡がっていき、破壊されていきます

歯肉溝に歯周ポケットが形成される

歯と歯ぐきの境目にある歯肉溝の中に炎症が生じ、歯周組織を破壊していくためには歯肉は歯根からはがれて歯周ポケットが形成されます

歯周ポケットが深くなると歯周病菌が増え、炎症を持続させる

歯周ポケットの中では歯周病菌が増えるのに適した環境にあり、歯周病菌の作る代謝産物が歯肉内にはいりこみます。

グラム陰性細菌のポルフィロモナス・ジンジバリス(Pg菌)、タントネラ・フォーサイセンシス(Tf菌)、トレポネーマ・デンティコーラ(Td菌)などが多く検出されます

口の中の清掃をむずかしくするプラークを蓄積させる因子によって歯周炎が悪くなる

歯肉炎と同じで歯石、歯列の不正、歯ぐきと粘膜の境の部位の異常、以前に直した歯のあっていない詰め物や被せ物があると歯垢(プラーク)が付いたり増えたりしてプラークを取り去ることの障害となり、歯周炎は悪くなっていきます。

歯周ポケットの中はセルフケアが難しいためにプラークはさらに増え、歯周炎はさらに進行していきます。

異常なかみ合わせや早期の歯の接触、かむ力のコントロールができていないと歯周炎はとても早く進行する

かみ合わせの異常やかむ力のコントロールの不備、歯ぎしりなどのブラキシズム、外傷性のかみ合わせが併発すると歯槽骨の破壊がとても早く進行します

全身的な疾患があるとリスクファクターとして歯周炎を悪化させる

歯周病菌や有害物質に対して抵抗力を低下させる全身疾患や免疫力の低下は細菌などに対する抵抗力を弱めて歯周炎を悪化させます

部位特異性がある

前歯部は炎症の程度が軽度で臼歯部は中等度の炎症があるというように、感染している歯周病菌の種類や量、お口の中の環境の違いによって部位によって歯周炎の進行の度合いに大きな違いがあります。

休止期と活動期がある

歯周組織の破壊は坂道を上るように徐々に一定に進行するのではなく、階段を上がるように活動期に急速に進行します。

歯槽骨の急激な吸収や歯肉の付着の喪失などが急速に進んだ時期を活動期としています

歯周炎が重度になると悪循環を生じてさらに急速に進行しやすい

歯周ポケットが深くなると歯周病菌が増え、歯槽骨が溶けて(吸収)、歯の周りの支える力が低下するとかみ合わせによる外傷が生じてさらに歯周炎が急速に進行します

原因の除去により歯周炎は改善して進行を停止する

プラークを徹底的に除去して歯周病の基本的な治療を行うことによって軽度の歯周炎は健康な状態を取り戻し進行を停止します

中等度から重度の歯周炎では外科手術や歯髄の処置、詰め物、被せ物などの多様な総合的な治療が必要となってきます。

最近では再生療法も導入されてきましたが、一般的には歯周病の治療で失われた歯周組織の確実な再生は難しいと考えています。

歯周炎は再発しやすく歯周炎の治療の一環として生涯にわたるオーラルケアの継続が必要である

歯周病の大きな原因であるプラークや外傷性の因子がお口の中に常にあり、適切に歯周病治療を行っても歯周ポケットが残ってしまう場合があります。

全身疾患にかかったり加齢などの影響を受けやすく再発の危険性が高いです。

歯周炎の治療が功を奏し健康を取り戻したあるいは進行が停止し、病状が安定した歯周病組織を長期間安定的に保つためには生涯にわたるセルフケアとプロフェッショナルケアが必要となってきます

皆様に役立つ歯の情報をわかりやすくお知らせしま

常滑の歯医者 久野歯科医院です

歯肉炎とは

歯肉炎は歯肉に炎症がとどまっている状態です

他のセメント質や歯根膜、歯槽骨は破壊されていません

この歯肉炎の状態を放っておくと炎症がセメント質、歯根膜、歯槽骨に拡がっていって歯周炎に進行していきます

歯肉炎の原因

歯肉炎の原因は歯垢(デンタルプラーク)です

プラークは歯や歯肉、むし歯の治療した詰め物や被せ物についた多くの細菌と細菌の作り出した物質で作られています

さらに多くの細菌が増えるとねばねばしたバイオフィルムという状態を形成します

歯肉炎の特徴

炎症の範囲は歯肉にとどまっている

炎症はセメント質、歯根膜、歯槽骨に拡がっておらず、歯肉の部位にとどまっています

歯肉に歯周ポケットが形成される

歯肉が腫れることによって歯周ポケットが形成されることになりますが、歯槽骨、セメント質の破壊はないので、この状態は仮性ポケットの形成といわれます

プラークを蓄積させる因子によって歯肉炎が悪くなる

歯石、歯列の不正、歯ぐきと粘膜の境の部位の異常、以前に直した歯にあっていない詰め物や被せ物があると歯垢(プラーク)が付いたり増えたりしてプラークを取り去ることの障害となります

かみ合わせによる障害で歯肉炎は悪くならない

かみ合わせの異常や咬む力のコントロールの不備、歯ぎしりなどのブラキシズムでは歯肉は影響を受けません

プラークコントロールで病状は改善する

ブラッシングに代表される口腔ケアをしっかり行い、、主な原因のプラークを取り除くことによって歯肉はよく反応して改善に向かいます

プラークの付着を助長させる因子を取り除いたり、修正することでさらに歯肉炎は改善されます

歯肉炎は歯周炎の前段階と考えられている

歯肉炎のままプラークコントロールができず、ほおっておくと大部分は歯周炎に進行していきます

 

歯肉炎の状態のときに自宅でお口のセルフケアを行い、歯科医院でプロフェッショナルケアを行って歯周炎にならないように予防することが大切です

常滑の歯科、矯正歯科 久野歯科医院です

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小児の不正咬合のご相談で、お母さまから相談される事柄がございます

小児の患者様のかみ合わせを診させていただく場合に、それが正常であるか何か原因があるのかを判断します

みにくいアヒルの子の時期

質問:「大人の大きな前歯が生えてきたが真ん中に大きな隙間がある。早めの治療が必要ですか?」

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上顎の永久歯の前歯が生えてくるときには乳前歯に比べて非常に大きく見える中切歯が大きな隙間を伴ってでてきます

 

しかし犬歯が萌出してくるに従い隙間は閉じてきて、犬歯が完全に萌出してしまえば隙間はなくなります

これは生理的な現象でアンデルセン童話にちなんで「みにくいアヒルの子の時期(agly duckling stage)」と呼ばれています

このような時期には矯正歯科治療は必要がありません

しかし、余分な歯(過剰歯)が埋まっている可能性も残っておりますので、レントゲン撮影による診断、確認は必要であると思われます

エスカレーター萌出

質問:「大きな下の前歯が乳歯の裏側から生えてきている。乳歯の抜歯を早くした方がよいのか?」

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下顎の前歯に目を移しますと、乳前歯の裏側に前歯が生えてきているのが見えます。

下顎の前歯はこの後、上方に萌出してくるのではなく、前上方に乳前歯の裏側を押しながら萌出してきます

これも生理的な正常な乳歯から永久歯への交換現象の1つです

「エスカレーター萌出」と呼ばれることもございます

年齢、あごの成長、生理的な交換現象、過剰歯の有無、歯ぐきや粘膜の異常の有無などを考慮して診断を行い患者様、保護者のかたにご報告することが大切であると診療する際に心掛けております

 

 

常滑の歯医者 久野歯科医院です

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歯を失う原因の多くはむし歯と歯周病です

歯周病とは

歯周組織の歯ぐき(歯肉)、セメント質、歯根膜、歯槽骨におこるすべての疾患のことをいいます

歯周病の原因

歯周病の原因は歯垢(プラーク)の中にいる細菌の歯周病菌です。

むし歯菌と同じように歯周病菌にも種類がありますが、代表的な歯周病菌にはグラム陰性菌のポルフィロモナス・ジンジバリス(Pg菌)、タントネレラ・フォーサイセンシス(Tf菌)トレポネーマ・デンティコーラ(Td菌)などです

歯周病が進行していくと

歯垢(プラーク)が歯に付き、増えてくると歯肉が赤くなり、炎症が発生します。

炎症は歯肉にとどまっている歯肉炎の状態から始まります。

歯肉の腫れが増してきて歯根膜や歯槽骨の破壊がはじまります。

歯周ポケットが形成されてきます。

歯周ポケットの中まで炎症が拡がり歯槽骨の破壊がさらに進行していきます。

歯が揺れてきたり、歯周ポケットからは簡単に出血し膿が出てきます

さらに進行すれば歯槽骨などの歯を支えている部分が破壊され歯の根の部分がむきだしになってきて歯の揺れが激しくなり歯肉は腫れて痛みやがて歯は抜けてしまいます。

歯周病の発生する場所

歯を取り囲んでいる健康な歯ぐきはピンク色をしており硬く弾力性があります。

歯と歯を取り囲んでいる歯ぐきの境目の歯肉溝に炎症が起こると溝が深くなって歯周ポケットができます。

歯垢(プラーク)のついた歯周ポケットの中に歯周病菌が繁殖し歯周病が発生します

歯周病の予防

歯周病の原因は歯垢と細菌の歯周病菌の感染であることがわかりましたが、歯周病が発生するには歯周病菌だけでなくお口の環境にも大きく左右されます。

特に唾液の役割はとても大切です

歯周病の大きな原因である歯垢(プラーク)をお口のケアで取り去り、歯周病菌の活動性を低くし、お口の環境を整えることが大切です

歯周病の予防には、むし歯の予防と同じように毎日のセルフケアがとても大切になってきます

睡眠中は唾液の出る量が少なくなります

寝る前のブラッシングに代表されるセルフケアをしっかり行いましょう

歯周病を自分で見つけるチェックポイント

□歯に汚れや食べかす、歯石がついている

□歯を磨くとき歯ぐきから出血する

□歯ぐきが黒く赤い

□歯ぐきがムズムズすることがある

□歯ぐきを押すと膿が出る

□歯が動くようになった

□歯と歯の間に食物がよく挟まる

□歯ぎしりや食いしばりの癖がある

□口臭があるような気がする

1つでも当てはまるようでしたら早めに歯科医院を受診ください

 

 

 

常滑の歯医者 久野歯科医院です

皆様に役に立つ歯科の情報をわかりやすくお知らせします

歯を失う原因の多くは、むし歯と歯周病です

むし歯の原因

むし歯の原因は細菌のむし歯菌です

むし歯菌には多くの種類がありますが、代表的なのがミュータンス菌(ストレプトコッカス=ミュータンス)とラクトバチルス菌の2種類です

むし歯ができるには

お口の中の細菌によって食べかすからプラーク(歯垢)がつくられます。

ミュータンス菌は、ねばねばした歯垢の中で繁殖して歯垢の中の糖から強い酸をつくりだします。

その酸によって歯が溶かされ、むし歯のきっかけをつくっていきます。

一旦できてしまったむし歯の穴や、合っていない詰め物のヘリなどの「住みか」ができると、ラクトバチルス菌が増えて糖から酸を作り出し、お口の中をさらに酸性にして歯垢の中の酸性度が高くなり、本来硬く滑らかでつややかな歯の表面を弱く凸凹にしていきます。

むし歯が進行していくと

そうしてエナメル質から象牙質へと、むし歯菌が歯の中へ拡がっていき、さらにむし歯菌により歯の神経といわれている歯髄が侵されると、むし歯菌の感染による歯髄炎が引き起こされ、ずきずきと持続的に時には鋭く心臓が打つように痛みが出てきます。

むし歯の痛みはとてもつらいものです

むし歯のできる場所

むし歯のできる場所は食物をかみつぶすところにある溝の部分、歯と歯の間、歯と歯ぐきの境目の歯の根元などの歯垢(プラーク)がたまりやすい場所にできます

むし歯の進行度にはちがいがある

むし歯にはとても早く進む(急性う蝕)ものと比較的ゆっくり進む(慢性う蝕)ものがあり、年齢やお口の中の環境に左右されることがあります

むし歯の予防

むし歯の原因は細菌のむし歯菌の感染であることがわかりましたが、むし歯が発生するにはむし歯菌だけでなく、お口の中の環境にも大きく左右されます。

特に唾液の役割はとても大切なものです

歯垢(プラーク)を、お口のケアで取り去り、むし歯菌の活動性を低くして、お口の中の酸性度を低下させるようにお口の中の環境を整えることが大切です

むし歯の予防には毎日のセルフケアがとても大切になってきます

食事の後にはタンニン、フッ素などを含んだお茶を飲んでお口に中の酸性度を中和させてその後、歯磨きをしましょう。

睡眠中は唾液の出る量が少なくなります

むし歯菌が増えやすいので寝る前にはしっかりと歯を磨きましょう

磨いた後の洗口剤はお口をさわやかのものにしてくれます

むし歯、歯周病のいずれも細菌の感染症なので人の口から口へうつります

むし歯になりやすいチェックポイント

□歯ならびが悪い

□家族に歯の悪い人が多い

□母親から幼児への口移しがあった

□軟らかいものが好き

□間食が多い、清涼飲料水が好き

□しみたり痛む歯がある

□好き嫌いが多く、甘いものをよく食べる

□歯と歯の間に食片がつまり、挟まりやすい

□修復物がお口の中に多く入っている

□寝ているとき口が開いている。口で呼吸している

□口の中がねばねばしている

当てはまる項目が3つ以上の方は定期健診を受けましょう

常滑の歯医者 久野歯科医院です

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お口の中のおおまかな構造を知りましょう

ドレッサーや洗面所、トイレ、お化粧するときなどに使用する鏡の前で鏡を使って、お口を開けて、お口の中を見てみましょう

頬粘膜

左右には頬があり、とても柔らかい粘膜でおおわれています

頬粘膜と言って上下のあごの方につながっていきます。

頬粘膜の真ん中あたりには耳下腺の唾液の出る小さく膨らんだ部位があります

顎と舌

上には「うわあご」があり、アーチ状に歯が生えています。

下には「したあご」があり上と同じようにアーチ状に歯が生えていて真ん中には大きな筋肉の塊である舌があります

口腔底

舌の下は口腔底といい、柔らかい粘膜でおおわれています

口腔底にも舌下腺や顎下腺の唾液の出る部位があります

口腔前庭・固有口腔

口を閉じた状態で歯よりも外側の部分を口腔前庭といい、お口を閉じた状態で歯よりも内側の舌のある部分を固有口腔といいます

中咽頭部

お口の舌の奥は食物の通る場所の食道や呼吸をして空気を肺に送り込む気管に通じる咽頭につづいています

上下のあごには正常であれば親知らずを含めて上顎に16本、下顎に16本、合計32本の歯が生えています

歯ぐき(歯肉)

歯の周りには歯肉という比較的固くピンク色をした帯状の部位があります

歯肉は部位により遊離歯肉、付着歯肉、歯間乳頭に分けられます

口腔の構造2.png

 

歯の構造を知りましょう

さらに細かく歯の構造について知りましょう。歯は、あごの骨の中に埋まっているように見える外からは見えない根のような部分(歯根)と外から見える、あたま頭の部分(歯冠)に分かれます

歯冠部

歯はどこにもつなぎ目の無いシームレスな状態です

外から見ると均一の硬いもので、できているように思われますが実はそうではありません

歯を縦に切り割ってみますと3層構造になっています

もっとも外側の空気に触れている部位はとても硬くエナメル質と呼ばれています

そのエナメル質の内側にはエナメル質に比べると比較的軟らかい象牙質という層があり、象牙質の内側にはよく「歯の神経」と呼ばれている歯髄があります

歯髄は血管や神経などの細胞に富んでおり象牙質をみずみずしく、しなやかさを維持したり、傷ついた象牙質を直したりする働きを備えています

歯根部

骨に埋まっているように見える歯の根の部分は歯の外側ですが歯冠部と違いセメント質と呼ばれていて歯の周りの組織の歯根膜につながっています

歯の周りの構造を知りましょう

歯ぐき、セメント質、歯根膜、歯槽骨の4つは、歯の支持組織で歯周組織と呼ばれています。

歯ぐき

歯を取り囲むように帯状に歯ぐきがあり、お口の中のほかの粘膜とは少し違っていて硬く弾性を持っています。付着歯肉といいます

歯と歯ぐきの境目には溝があり、歯肉溝といいます。歯肉溝の部分の歯ぐきを遊離歯肉といいます

歯肉溝に炎症が起こり、腫れてきて歯周ポケットとなります

歯と歯の間の部分は歯と歯の隙間をうめるように歯間乳頭が形成されています

歯槽骨

歯ぐきの下には細かい血管の多くある粘膜があり歯ぐきと、その下の粘膜の下には歯を取り囲むように歯槽骨という骨があります

歯根膜とセメント質

実は歯は直接この歯槽骨とくっついているわけではなく、歯根膜という組織とつながっています。

歯根膜は歯のセメント質と歯槽骨の間にあり歯から伝わる力をやわらげたり、傷ついたセメント質を治したりとても大切な役割をはたしています。

歯の構造2.jpg

お口の中の構造を知り、歯や歯周組織の正常な状態を知ることは、むし歯や歯周病など、お口の中で発生するトラブル・病気を理解するのにとても大切だと思っています

 

 

 

 

 

 

 

 

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