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スタッフBlog

常滑市の久野歯科医院スタッフブログです。
定期的に当院からの新たなお知らせや矯正歯科治療の特徴、症例等について更新しております。是非ご覧下さい!

常滑市榎戸町在住 KM様 治療経過の報告(その4)

歯ならび、不正咬合で、お悩みの方へ
常滑市の歯科、矯正歯科の久野歯科医院です。

了解をいただきました主に常滑市のご在住の患者様の
矯正歯科の治療経過を通して処置方針、治療期間、治療費用などをお知らせいたします。
どのように治療が進んでいくのか治療経過の写真を提示して説明してまいります。

今回は、常滑市榎戸町ご在住のKM様の治療経過の報告です。

上顎に装着した急速拡大装置で上顎の側方拡大が十分に行なわれました。
上顎の中切歯の部分に大きなスペースができているのがわかります。

下顎の歯はずいぶん内側に傾いているのが判ります。
上顎の治療を先行させます。

次回は、常滑市大野町ご在住のMA様(犬歯埋伏開窓牽引)の治療経過を報告する予定です。

先日参加した「舌側矯正(裏側矯正)のセミナー」について

常滑市の歯科、矯正歯科の久野歯科医院です。

先の名古屋顎矯正研究会でも意見交換が
活発に行なわれた舌側矯正(裏側矯正)ですが、
今回、東京の銀座で舌側矯正(裏側矯正)の
ニューハーモニーのone dayのセミナーに参加してきました。

少し専門的になってしまいますが、
舌側矯正(裏側矯正、リンガル矯正)について
少しでも患者様のご理解が進めば良いと思い、報告いたします。

早朝に家を出発して夜に帰宅するハードスケジュールです。

出席者は約30名ほどで若い先生ばかりで、
頭髪の少ない先生がひとり、白髪交じりの先生が2人。
2人のうちの一人が私でした。見たところ私が一番の年寄りでした。

以前には年間を通じたセミナーや半年セミナーを受けていたこともしばしばありましたが、
そのときも必ず年配の先生がいらっしゃいました。
当時、年配の先生にお会いして共感したり同情したり様々な思いを感じておりましたが
彼らは私を見てどう感じているのか?
何も感じていないのか?
興味深いところです。

ハーモニーシステムとは
最新のCAD/CAM技術とロボット工学を融合させ、
フランスの矯正歯科医のPatrick C.Curielによって考案・開発されたリンガル矯正の治療法です。

セミナーは松野功先生と奥田薫之先生の二人が講師で
午前中はニューハーモニーの紹介を松野先生が、
模型の採得やボンディングマテリアルを奥田先生が担当しました。

午前の部ブラケットの特性ボンディングについての講義がありました。
セットアップ模型(日本のセットアップは素晴らしいそうです)をつくり、
それをもとにオーダーで各歯の舌面にあったブラケットベースをつくって

● ブラケットを作成しインダイレクトで口腔内につけること。

● ブラケットはセルフライゲーションブラケットを使用していること。

● セルフライゲーションブラケットであるためローフリクションで歯が早く移動すること。

● セルフライゲーションブラケットを使用しているので治療時間が短縮できること。

ハーモニーで使用するワイヤーの形状はレクタンワイヤーでホリゾンタルスロット、
インコグニートはリボンワイヤーでバーチカルスロットであることなどが話されました。

動画は精密印象の採得の仕方が映し出されましたが
当院では審美歯科関係の歯冠修復や吸着する入れ歯の型取りに使用しているので
目新しいものではありませんでした。

● 肝心なのはブラケットの位置であり
 正確に確実に口腔内へボンディングしなければならないこと。

● ブラケットが治療中にはずれてしまいリボンディングになったときに
 元の適正な位置にリボンドするためにはインダイレクトに工夫が必要であること。

● リボンドで治療が大きく遅れること

などが話されました。

最後臼歯の高さが低い時にはカスタマイズされたバンドが望ましく、
必要ならばメーカーより指示があるようです。

現在はなかなかワイヤーが抜けにくいので
大臼歯にチューブ(装置の種類)は基本的には使用していないそうです。

インダイレクトについては具体的な方法は示されませんでしたが
ブラケットベースはあらかじめ表面処理がしてあり、
リボンド時に使用するボンディング剤の紹介がありました。

昼食後午後からは症例を提示してそれぞれの治療例にて説明をすること
(ケースプレゼンテーション)を中心にしたものでした。

非抜歯症例から始まり、
カスタマイズワイヤーの選択(オプチマイズ、マッシュルームタイプ1、2)。

使用するワイヤーサイズと種類は、できれば0.12Ni-Tiからはじめて
0.14Ni-Ti,0.16×0.16Ni-Ti,0.16×0.22Ni-Ti,0.18×0.25Ni-Tiと
サイズアップしていけばよいとのことでした。

ワイヤーチェンジのタイミングは6週間程度で
サイズダウンをしないことが治療期間の短縮につながることだと説明がありました。
次のステップのワイヤーがスムーズに入ることが大切だとも説明がありました。

抜歯症例については
さらに0.17×0.22SSでトルクコントロールとスペースクローズを行うが、
リンガルでは歯を動かす力のコントロールがむずかしく
歯が内側に傾斜(ラビッティング)しやすいことを言っておりました。

基本的にはスライディングメカニクスを使用して
材料は熱硬化性の高品質のパワーチェーン(プロチェーン)ゴムと
パワースレッドゴムを使用しています。

一通りの抜歯症例の提示の後、講師が松野先生に代わり、
ラビッティング(歯が内側に傾くこと)、ボーイングエフェクトについての
くわしい解説がありました。

ラビッティング(歯が内側に傾くこと)、
ボーイングエフェクトは

舌側矯正で一番問題になる部分ですので興味深く聞きました。
シミュレーション動画でボーイングとはどうなるのか説明を聞きました。
ヴァーチカルボーイング、ホリゾンタルボーイングともよくわかりました。
ボーイングについては十分に時間をとって説明していただきました。

ハーモニーではアンチボーイングベンドを入れなくても済む。
もし入れてもスピーカーブのようなものではなく
犬歯と小臼歯の間にゲーベルベンドをいれる程度であるとのことでした。

その後、インプラントアンカースクリューを応用した
リンガルの治療例を5例ほど提示していました。

口蓋後方部に1本のアンカースクリューを応用した
ガミーフェイシャル(歯茎の多く見える上顎前突)の症例を提示していました。

どの症例もとてもきれいに治っていたと思います。

ctから画像処理した骨の状態もしっかり検証して前歯口蓋部の骨がないことも話をしてくれ、
松野先生の治療に対する真摯でひたむきさを感じました。

 

 ニューハーモニーの利点、特色

久野歯科医院では今まで舌側矯正は
従来型(アナログ)のリンガルブラケットを使用し
治療を行ってきましたが
仕上がりがあまりよくないのと
地域的にリンガルを強く望む患者様がおりませんでした。

今回は1Dayのセミナーでしたが
ニューハーモニーのリンガルブラケットにより
治療成績の向上が十分なせるのではないかと思いました。

今後はリンガルを希望する患者様には
適応症などの診断を十分に行った上で
検討を行いしっかりと説明し、
ニューハーモニーのリンガルブラケットを使用することになると思います。

しかし患者様には快適で安全、確実な信頼できる治療を提供しなければなりません。

インプラント治療をご指導していただき、今でも親しくしていただいているM.Y先生は
私に「君は他の人に比べると慎重だ」とおっしゃいました。
「しかし開業医はそれぐらい慎重なほうがいいよ」ともおっしゃいました。

慎重すぎれば何もできず、ときには大胆に行動することも必要ですが、
その慎重さが安全で確実な信頼性の高い治療に通じると思っております。
リカバリィーの方策も十分用意しておかなければなりません。

歯科・矯正歯科 久野歯科医院 院長

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